連載:気まぐれゲーム雑記 第888回:任天堂、君島氏曰く「岩田前社長の基本方針や戦略に変更はない」
人材育成が課題
AZです。年末に向けて、やることが渋滞してきました……。
それはさておき、任天堂の新しい社長となった君島氏が、今後の任天堂についてサラリと語ったようです。
任天堂は14日、大阪市内で記者会見を開き、君島達己常務が16日付で社長に昇格する人事を発表した。君島氏は「(7月11日で死去した)岩田前社長の基本方針や戦略に変更はない」と述べ、岩田路線を継承する考えを明らかにした。
君島氏は旧三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)出身で、任天堂に入社後はマーケティングや経営管理に携わってきた。会見でゲームのハード、ソフトの開発部門をそれぞれ指揮する竹田玄洋専務、宮本茂専務とともに「次世代の集団指導体制の確立をめざしたい」と語った。
君島氏は新体制について「新しいプロジェクトや人材育成が課題になる」と指摘。2015年3月期に黒字転換した業績については引き続き改善努力を進め「任天堂らしい収益をめざしていく」と話した。
[引用元:日経新聞]
概ね、そんな感じにはなるでしょうねぇ。
君島氏が任天堂の代表取締役に就任するわけですが、基本的にはお金周りのポジションにいただけに、今の任天堂において君島氏の就任は無難な選択にも見える内容です。
君島氏も語っている通り、任天堂の大きな課題としては「次世代の集団指導体制の確立」や「人材育成」であるのは目に見えた話でしょう。君島氏の就任で、役員の年齢は上昇したことになりますし、早いところ次の担い手を育成する必要があります。むしろ、そうしないと企業として非常によろしくない。任天堂に限った話でもありませんが、企業を背負っていく若手の人材育成は、どの会社にとっても重要項目の一つと言えます。
ともなれば、岩田氏が残した数々の道筋を路線変更する事なく貫いていきながら、人材育成をしていくスタンスもまた、無難なところです。他にも、ニンテンドーダイレクトは、すでに任天堂広報室の森本氏に受け継がれていますし、君島氏が出てくるのは本当にビジネス周りの話になる事も予想されます。
今の任天堂は、企業として一番大変な時期になりますが、そこをどのように乗り越えていくのかが一番の注目どころです。来年にはゲーム専用機プラットフォーム「NX」も発表されますし、上手い道筋を立てて欲しい限りですね。
:任天堂は、岩田前社長の路線を受け継いでいくよーってなお話です。
:まぁそうなるだろうな。
:若手で企業全体を見渡せる人は、そういないだろうからね。ある意味、人材育成できなかったら非常に不味い事になるので、かなり頑張ってやるんじゃない? ……ほんと、任天堂には頑張って欲しいねぇ……。
:……数年後、どんな風になってるんだろうな?