連載:気まぐれゲーム雑記 第782回:サイバーエージェントの子会社“クリップクリエイト”がゲーム実況に特化したプロモーションサービスを開始、実況も本格的に宣伝になる?
気まぐれゲーム雑記
第782回:サイバーエージェントの子会社“クリップクリエイト”がゲーム実況に特化したプロモーションサービスを開始、実況も本格的に宣伝になる?
宣伝業が儲かるのは、広告代理店が証明しているのです
実況の事業化は、タレントの管理になりそう?
AZです。リニューアルのデザインは完成しておりますが、管理関連のことで思い悩んで結局構築し直しという切ない作業中です。
それはさておきまして、サイバーエージェントの子会社“クリップクリエイト”がゲーム実況に特化したプロモーションサービスを開始すると発表しました。
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の連結子会社で動画制作・PR事業を行う株式会社渋谷クリップクリエイト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:桑野俊一)はゲーム実況に特化した動画プロモーション「PLAY CLIP(プレイクリップ)」の提供を開始いたします。
近年、ゲームをプレイする様子を解説する「ゲーム実況」と言われる動画が人気を集め、動画サイトでも一大ジャンルとしての地位を築いています。視聴者への影響力が強い「ゲーム実況主」と言われるゲームプレイヤーの台頭を受け、渋谷クリップクリエイトでは、200名を超える国内最大のゲーム実況主のネットワークを構築いたしました。「PLAY CLIP」は、本ネットワークを活用し、ゲーム提供企業の動画プロモーションを実現する広告手法です。再生回数保証モデルや成果報酬モデルなど、企業のニーズに合わせたプランで、プロモーション効果の効率化を実現いたします。
[引用元:サイバーエージェント]
まぁ、金儲け的には自然な流れですかね。
ビジネスの基本としては、需要があれば供給をするのが常であり、そこに金銭的な何かが生まれようとしているならば、事業をやるのが企業というモノです。某有名YouTuberやニコ動をメインにして活動している一部の組織化されたゲーム実況者以外は、若干無法感もあるような気がするゲーム実況界隈ですし、そういったところを「法的にクリアしながら」整備してしっかりと機能させようというのは、誰もが考えるところではないでしょうか。
企業が絡んでくる以上、「200名を超える国内最大のゲーム実況主」というのはタレント的な位置付けになります。で、あとはゲームを紹介したい側の企業が上手く使うかどうか次第にもなりますが、企業同士のやりとりならば比較的スムーズに事は進むという体制にしそうな気はします。いやまぁ、それをやらなかったら事業として機能しないので、やらざるを得ないところにもなりますが。
となると、懸念されるのは「自由に実況してくれるのか」という一点です。ようは、対象ゲームの背後に「メーカーの意図する何か」が見え隠れするような状態になってしまったらまずいのです。以前からちらほらと申しておりますが、ゲーム実況はリアルタイムで簡易的なレビューの側面を持っています。レビューとは、本来「個人の主観」なわけですが、その背後に企業的な何かが見えてしまったら、決して良い方向へは進まないような気もしてなりません。
とはいったところで、各メーカーがゲーム実況に対して色々と模索しながら最良の宣伝手段となり得るか否かを見極めているのが、現状とも言えます。はてさて、こういった試みが上手くいくのかどうか、生暖かく見守っておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:サイバーエージェントの子会社がゲーム実況に特化したPR事業を始めるぞーってなお話です。
:ゲーム実況者もタレント化を果たす時代か。
:まぁ、うまくいくかどうかは知らんけどね。まぁ、こうなっていくのは自然の流れかなぁと。ただ、なるべく「自然」にやらせてあげるのが良いのかなーとかそんな感じっすね。……ま、字幕動画しか作らないわたくしには何ら関係ない話なんだけど。
:それ以前に、リニューアルを早くどうにかしないと不味いしな……。
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