連載:気まぐれゲーム雑記 第751回:アメリカでは2015年1月の家庭用ゲーム機ダウンロード販売が前年に比べて14%増えたそうです
気まぐれゲーム雑記
第751回:アメリカでは2015年1月の家庭用ゲーム機ダウンロード販売が前年に比べて14%増えたそうです
パッケージも良い、だがデジタルも良い
どちらが良いかを選ぶ時代
AZです。スマホゲームのCMでよく見る「王道RPG」という謳い文句に、王道とはなんぞや? と小一時間考えてました。
それはさておき、アメリカの調査会社SuperData Researchが2015年1月の家庭用ゲーム機向けデジタルダウンロード販売の調査結果を公開しております。
SuperDataの報告によれば、家庭用ゲーム機向けのデジタルダウンロード販売は2015年1月に2.63億ドルとなった。つまり、前年比14%増となる。主な要因は、「Grand Theft Auto V」と「Call of Duty」シリーズだが、SuperDataの最高責任者Joost van Dreunen氏は、「バイオハザード HDリマスター」と「Dying Light」も大きな貢献をしたと指摘している。また、ハード別デジタル販売の結果は、PS4およびPS3が全体の63%を占めた。
~中略~
SuperDataも1月のトップセールス10タイトルの合計売上額だけで、1.33億ドルとデジタル販売収益の半分以上になった事を指摘している。
[引用元:VentureBeat(海外サイト)]
いやぁ、好調なようですね。
全体的な収益の半分以上がデジタル販売となれば、今後もどんどんDL販売が加速していく事は確定的に明らかでしょう。Steamなど、そもそもDL販売しかないような形態も普及していますし、デジタル販売に対しての理解が早い事が窺えます。
一方日本では、まだまだダウンロード版よりもパッケージ版の方が好まれているのが現状です。ですが、任天堂は株主総会や経営方針説明会でアピールするくらいにはデジタル販売へ力をいれている事が窺えますし、ソニーはPS Storeでの割引クーポンや各メーカーのセールなど、わかる形で普及させようという気概は感じられるのではないでしょうか。
当然ながら、パッケージを完全に否定するわけではありません。パッケージは、パッケージとしての価値があるでしょう。どう頑張っても、デジタル版を買えない環境にある人達や、子供向けなどに配慮するモノだと思えば、パッケージは必然とも言えます。ただ、その割合が徐々にシフトしてきており、それが形となって表れてきたのが現段階なのだとは思ったりもします。
デジタル販売が主流になれば、街のゲーム屋さんやゲームの価格その物が徐々に変化していくことにもなりましょうか。日本でそのような時代がいつくるのかはわかりませんが、よりゲームを楽しみやすい環境になっていくことを期待したいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:アメリカじゃデジタル販売が好調だよーってなお話です。
:だいぶシフトしている感はあるよな。
:日本だとまだまだ抵抗がある人は多いかな? って気はする。わたくしの場合、PCはSteamが基本になるのでDL版以外選択肢がないけど、家庭用機のDL版ってのはDLに時間がかかって切ない気分になるから、そこまで利用してないってのはあるかな。……ま、デジタル版のほうがメーカーも利益を伸ばせるのだろうし、ジワジワと変化していくんじゃない?
:パッケージが完全になくなるわけじゃないだろうが、これもまた時代の変化だろうなぁ……。
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