一週間を振り返るコラム的な何か
第120回：FFEXが話題になりそうな雰囲気を出した一週間

地震で酔って何が悪い！

酷くなっていない事を切に願います

AZです。長野で大きな地震がありましたが、都心部住まいなのに見事なくらい酔ってしばらく何も出来ませんでした……。被害が大きくならない事を切に願います。

さて、2014年11月16日～11月22日までの間に一番見られた記事は、「「FFEX Light」のファーストインプレッション：FF14のシステムを3DSに落とし込んだような内容で、アクションメインではなく育成が主軸ではなかろうか？」でした。FFEXは色んな意味で話題にはなりそうです。また、「「Call of Duty: Advanced Warfare」が非常に好調らしい」もよく読まれていたようなのでそこらへんの事をサラリと振り返っておきます。

アクションとしてのアピールだと失敗になるけど、マルチプレイを楽しむゲームのアピールなら成功する

FFEXのインプレッション記事を書いたわけですが、記事で書き忘れていたので一応書いておくと、しっかりと2匹の召喚獣を倒してすべてのアビリティやジョブを1度は発動させてみています。それを踏まえても、このゲームの場合「アクション面はゲームとしての面白さを際立てるモノじゃない」という認識です。これは、アクションとしてアピールしない方が良いのは確定的に明らかという他ありません。

じゃあ何をアピールするのかと言われれば、マルチプレイに他なりません。一応、ソロ対策としてモンスターを連れていく事はできますが、働いているのか否かイマイチ見えてこなかったりもしました。それに、ソロの場合は役割がかなり厄介な扱いになりそうな雰囲気を醸し出します。

ゲームシステムは、MOやMMOで見られるようなアビリティ（他MMOだとスキルやら何やら）をクールタイムで管理しながら攻撃していく類です。そこにロールという名の役割分担が合わさるわけで、攻撃役・盾役・回復役などの役割分担をして強敵を倒した時の達成感をマルチで味わうモノである、というのが私自身の考察です。

体験版の限りだと、アクション面よりも育成面を重視した方が楽しいと言えますし、ソロプレイよりもマルチプレイに舵を切った方が楽しみやすいでしょう。気になっている人は、本作のどういったところに期待するのかで面白さが雲泥となり得るので、一度はプレイしてみた方が良いかと思う所存で御座います。

シリーズを継続しながらも新規タイトルを作るのはどこのメーカーも等しく命題

シリーズがギネスにも登録された人気FPS「Call of Duty: Advanced Warfare」の売上が好調だったという話題ですが、「映画やゲーム、音楽を含む2014年のエンターテインメント分野で世界最大のローンチを記録した」とアピールしたのはよく理解できます。とはいっても、やはり具体的な数字を出さなかったあたりは、何となく察しが付きそうな気がしないこともありません。

大作シリーズが売れているというのは非常に良いこととも言えますが、マンネリ化や飽きといったモノから逃れる事はなかなかに難しい。定番シリーズを重ねるという事はそれだけプレイヤー層もコア化していく事であり、それは新規プレイヤーを拒む弊害になりやすいと言えます。有り体に言ってしまえば、「緩やかな死」と評してもおかしくはないわけです。

もちろんの事ですが、本来ならば開発側がそこへ向かわないようあらゆる手を尽くしているからこそ、いつまでもシリーズが出続けるという事になります。しかし、クリエイトな業界である以上は新規タイトルが求められているのは言うまでもありませんし、企業も願わくばそうありたいと思っているのが理想でしょう。ようは、理想と現実は違うというところにもなります。

はてさて、どの企業も等しく「売れる」新規タイトルを求めているのは言うまでもありませんが、CoDシリーズを作り続けながら“Destiny”のローンチも成功させたActivisionが更なる新規タイトルへ踏み込むのかどうかが見どころでしょう。海外では、PS4やXbox Oneの勢いもあって日本より据え置き機向けタイトルが話題になりやすい環境でしょうし、どんどん次なるモノが出てきて欲しい限りですね。