連載:気まぐれゲーム雑記 第654回:任天堂の2014年第2四半期決算が思ったより良くなっている件
気まぐれゲーム雑記
第654回:任天堂の2014年第2四半期決算が思ったより良くなっている件
思ったよりも良くなったと思う人が多そう
先の先を見据えましょう
AZです。人一倍、他の人への健康は気遣うのに自分への健康管理は怠るタイプだと自覚してしまいました。
それはそれとて、任天堂が2014年第2四半期決算を発表しました。ざっくりまとめると次の通り。
業績
- 売上高:1713.99億円
- 営業利益:-2.15億円
- 経常利益:221.96億円
- 純利益:143億円
通期予想
- 売上高:5900億円
- 営業利益:400億円
- 経常利益:350億円
- 純利益:200億円
※変更はなし
要因
- 国内で9月に発売された「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS」が好調で、世界では322万本売れている
- 「トモダチコレクション 新生活」も堅調に推移し、全世界での販売本数は127万本(累計では312万本)
- 「マリオカート8」が順調に推移し、「ゼルダ無双」も人気となった
今後の予想
- 「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」を年末商戦で出す
- キャラクターフィギュアの「amiibo」も出す
- 「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」を全世界で出す他、サードパーティの有力ソフトも数多く揃えている
- Newニンテンドー3DSとNewニンテンドー3DS LLは好調な滑り出しで「amiibo」への対応も予定しており、今後もより一層の普及を目指す
[情報元:任天堂公式サイト(PDF)]
ということで、黒字を確保しつつ年末商戦を迎える事になりました。営業利益がもうちょっと悪くなりそうな気がしていたので、私としては思ったよりも良いという印象になります。
ちょっと気になるのは、売上高が前年度よりも低下しているという事でしょうか。基本的にはWii UやNew 3DSなどの利益率が大きくなった事や、昨年よりも話題になるタイトルが多く出た事に尽きますが、やはり勝負どころは年末商戦であるという事で間違いはないでしょう。
今回の業績内容は、結構前向きに捉えられる気がしないこともありません。前年に比べればかなり良い状態で年末商戦を迎える事ができるのは間違いないです。とはいっても、3DSの次をどうするのかやWii Uの来年の展開はどうなるのかなど、問題はまだまだ山積している状態とも言えます。
今年を乗り切ったあと、任天堂がどういった手段に出てくるのかが一番の注目どころでしょう。来年以降、任天堂がどのような対応をしてくるのかをジックリと見守りたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:任天堂の業績がとりあえずは良い段階なんじゃない? ってなお話です。
:年末商戦次第ではあるが、利益が出てるのは良い事だな。
:まぁ昨年が悪すぎたって見方も出来るけどね。でもまぁ、今年の年末商戦でWii Uをどう扱うのかとか、そういうのがなんとなーく見えてくるかもしれないっすな。ハード屋でもある以上は、常にそれを考えながら動いているだろうし。……今年も来年も、頑張り続けて欲しいもんですなぁ。
:今は日本の据え置き機市場が世知辛いムードになってるからな。任天堂だけに限らず、どのメーカーも奮って競争して欲しいもんだわ。
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