「Civilization: Beyond Earth」のファーストインプレッション シヴィライゼーションは宇宙にいってどうなった?

気まぐれゲーム雑記
連載:「Civilization: Beyond Earth」のファーストインプレッション シヴィライゼーションは宇宙にいってどうなった?

Civ5らしいノリではあります

良いも悪いも詰め込んだCiv5 MODテイスト

AZです。ゲームの良いとこ悪いとこが自然に浮かんでくるのは良い事だと思います。

さて、シヴィライゼーションシリーズ最新作となる「Civilization: Beyond Earth」ですが、勝利方法の一つである“超越”を達成したので、ファーストインプレッションにまかり出ようかと思います。ちなみに、シリーズは3の時からプレイし、コロナイゼーションでさえジワッと楽しくプレイした中毒者です。

Civilization: Beyond Earth イメージ

画面が固まっているように見えるともっぱら定評の起動画面です

変化した勝利条件やその他諸々

まず、基本的な部分はシヴィライゼーション5のMODと言っても過言ではないくらい、シヴィライゼーション5(以下、Civ5)のゲームシステムを世襲しています。Civ5の幸福度は健康度に、お金はエネルギーに変更。あとはユニット名や建物がSFチックになった、という事が挙げられます。基本的に、Civ5をプレイしていれば「アレがアレに変化したのか」くらいで何となくが分かってくるモノになっています。ついでに、Civ5でお馴染みの交易も存在しています。

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健康度は序盤モリモリ無くなりますが後半は腐るほど余ります

また、シリーズでお馴染みの指導者特性的なモノがそこまで強い効果を発揮しません。指導者ではなくスポンサーになっているわけですが、どのスポンサーを選んでも序盤に有効なモノを自由に組み合わせ出来るので、良く言えば幅が広がり、悪く言えば個性が無くなったとも言えるゲームスタートになりました。

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ある程度の自由があります

Civ5では「文化」「外交」「科学」「制圧」「時間」の5つの勝利方法がありましたが、本作でも5つなのは同じです。ですが、根本的に勝利条件が変化しており、同じなモノは精々「制圧」くらいでしょうか。あとは、きちんと勝利条件を満たしていく必要があります。また、それに絡んで本作では“クエスト”が頻繁に発生します。クエストは勝利条件を満たす場合も必要ですし、エイリアンと仲良くするか駆逐するかという事や、建築物の特典などを“自分で”選ぶ事になります。クエストをこなしながら、どのような勝利条件を満たしたいのかを考えてプレイする必要があるでしょう。大体は、「純血」「調和」「至高」の3つからどれか1つと、「制圧」「未知との接触」の3つから選ぶ事になります。

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クエストをこなしていくと良いです

Civ5まではテクノロジーツリーで科学技術開発を習得していきましたが、今作ではテクノロジーウェブが採用されており、初っぱなから何を研究していくのか頭をひねらないといけません。また、SFだからという事もあり、従来のCiv5よりもネーミングがピンと来ないところもあってか「やってみなければわからない」という部分があります。数回プレイすれば序盤の立ち上がり方が確立されていきますが、とにかく覚える事が必要です。ですが、分かってくると自分で選択する楽しみが出てくるかもしれません。

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どれを取ったら良いかわからない

SFらしい特徴と言えば衛星を打ち上げる事ができます。その衛星の効果を受ける事ができ、上手く運用すれば戦闘でも活かす事が可能です。また、今作はスパイのやれることが増えており、研究力を盗む事からスパイを忍び込ませた敵都市でクーデターを起こし自都市へと編入するなども可能になっています。

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スパイのお仕事です

最後に、UIが使いづらいのと日本語がやや分かり辛い。SFなので全体的に画面が暗かったり、毒沼的存在の瘴気が見えづらかったり、UIが直感的に分かりづらいのは仕方無しとしても、外交関連の会話は自分が怒っているのか否か、スパイ関連のメッセージも含めて分かり辛いモノがあります。もうちょっとやりようはあったところなので、拡張やパッチに期待せざるを得ないというところでしょうか。

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防諜に「成功した時」のメッセージ(要するに、マンディラという自都市でスラブ連邦という敵の諜報員を殺害したという事)

1回完全勝利して思った事

Civ5をベースにしたSFシミュレーションという位置付けが一番わかりやすいところですが、SFという事もあってそもそもに名前をしっかり覚えないといけないところから始まります。従来のCivならそこまで名前で困る事もなかったわけですが、そういったところからして従来のモノよりも敷居が高くなっていると言えるでしょう。

また、最初に言った通り「Civ5のSF MOD」といっても過言ではない内容です。すでに2つの拡張でゲームとして完成されたCiv5と比べるのは酷な事にも感じますが、敵のAIも含めまだまだやれる要素がある事を感じられました。とはいっても、クエストや衛星、スパイ、テクノロジーウェブなど変化したモノも多く、それらに可能性や期待を見出す事もできる代物と言えます。今後の拡張がどうなるのかも含め、期待しておきたいですね。

以上、「Civilization: Beyond Earth」のファーストインプレッションでした!

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勝利を目指して頑張りましょう

本作が楽しめそうな人

  • 自分で考えながら進めるシミュレーションがしたい人
  • SF好きな人
  • Civ5を敬遠した人

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:そんなわけで、「Civilization: Beyond Earth」のファーストインプレッションです。

しゃきーんさん:粗もしっかりと見えているってことか。

しょぼーんさん:そだねぇ。Civ5無印的な印象も受けるかな。Civ5コンプリートと比較すれば、まだまだ改善の余地は凄く多いって印象になる。まぁ、完成されたCiv5と比較するのは可哀想な気もすっけど。……それでも「自分で考える」シミュレーションは頑張って欲しいもんですなぁ……。

しゃきーんさん:まぁ、まだ出たばかりだし、今後もやりこんでいけば良い面も悪い面ももっと見えてくるだろうよ。

「Civilization: Beyond Earth」のファーストインプレッション シヴィライゼーションは宇宙にいってどうなった?に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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