ソフトウェアとコンサルの両方がやりたかったということですかね。

「ハイスコアガール」で火中のまっただ中にあるスクエニが、新しい自社ゲームエンジンを作るとして鳴り物入りした「ルミナススタジオ」ですが、リアルタイムデモ「Agni’s Philosophy」を発表して以降はあまり表立った動きが見られませんでした。裏では、橋本氏の去就についてスクエニ側と色々話し合いが持たれていた事が予想されます。

そんな新設された会社「リブゼント・イノベーションズ株式会社」の公式サイトで業務内容を確認してみると、事業はソフトウェア開発とコンサルの2つとなっていて、ソフトウェアの方は仕事効率化アプリケーションという事でゲーム以外の業界も視野に入れたモノになっています。今後もスクエニの「ルミナススタジオ」にはアドバイザーとして関わり続ける事にはなっていますが、ゲーム業界以外の仕事も増えていくのは間違いないでしょう。

かたやコンサルの方は、プロジェクトが難航した（もしくはしている）案件の交通整理をするということで、FF14が新生へと移行しようとした際の実績等々もなんとなく垣間見えるモノがあります。難航してたプロジェクトを解決に導くという事ほど楽しいモノはそうもないという事でしょう。……いやまぁ、普通そこまで難航したらどのように後始末をつけるのかにスポットを当てるべき話でしょうし……。

ともあれ、ゲーム業界も含めた違う業界でも通用するアプローチの新会社を設立したということで、「ルミナススタジオ」の行方がどうなるのかが見えて来ないものにもなりました。はてさて、「ルミナススタジオ」を解決に導く事となるのかどうかも含め、今後の動向をゆるりと気にしておきたいですね。