一週間を振り返るコラム的な何か
第101回：PS4は日本市場だけ苦戦しているという話題が駆け巡った一週間

欲しいと思わせない事には始まりません。

時代……ですかねぇ……。

AZです。ジャパネットたかた社長が退任なさるということで、時価ネットたなかはどうなるのかが気になった人は私だけじゃないはずです。

さて、2014年7月6日～7月12日までの間に一番見られた記事は、「PS4が何故日本市場だけ苦戦か？　なんて理由は色々とありすぎる件」でした。日本の現状は、なかなかに厳しい情勢であるに違いはありません。他には、「「ドラゴンクエストX オンライン」の3DS版が2014年9月4日に発売決定」なんかも見られていたようなので、そこらへんについて振り返っておこうかと思います。

時間が解決するのか否か

元々はニュースフィアが、海外視点で日本のPS4事情を書いた事に端を発していますが、書かれている通り、海外に比べると日本でのPS4事情は余り芳しくありません。その理由は色々と多すぎます。

ですが、強いて挙げれば日本向けタイトルが少ないというのが一番に挙げられそうなところでしょうか。ハードごと買いたいと思えるようなタイトルが少ない、というのが現状とも言えましょう。すでに、日本でもSteam等々で遊んでいる人もそれなりにいるようですし、PS4じゃないと遊べないゲーム体験とやらはどういったタイトルになるのかが注目されます。

私自身は、日頃から家庭用ゲーム機以外にもゲームは腐るほどいっぱいあると書いている身ですので、海外ゲームだろうと日本のゲームだろうと面白い方が勝ちとしか言いようがないわけですが、日本市場で売るにはよほどのタイトルじゃない限り日本向けである事が前提となります。ともなると、各メーカーがどう動くか次第ですが、現状はパッとする動きを見せていません。今年のTGSあたりで出るかどうかが勝負どころにもなりそうです。

結局のところ、時間が解決するのかどうかに焦点は当たるでしょう。各メーカーも何かしら動きを見せているはずですし、いつまでも前時代の縦マルチタイトルでやり続けるわけにもいきません。そういった意味で、ゲーム好きのみならず、ハードの世代交代がいつ起きるのかは市場全体が見守っている事とも言える気がします。そのようなタイトルが、今年のTGSで出てくるのか否かを楽しみにしておきたいですね。

3DS版ドラクエ10の価値や如何に？

唐突ながら、3DS版ドラクエ10が発表されました。発売は9月4日だそうです。Xbox Oneとかち合って、何とも素敵なノリにも映ります。

このドラクエ10は、スクエニ曰くクラウド技術を応用してプレイが可能になったという事になっています。クラウド技術というよりは、ストリーミング的な何かにも思えるところですが、クラウド技術という以上はクラウド技術なのでしょう。まぁそんなクラウド技術を使っている影響からか、ドコモのスマートデバイス版と同じで他ハードでプレイしていたとしても3DS版は別料金となります。

クラウドなのかストリーミングなのかイマイチ分からないけど、何はともあれ3DSでMMOというのは初めての体験な事に違いはありません。MMOはそこまで多い人達がプレイする類ではないわけですが、3DS版の登場でどのくらいの人が興味を持つのかは生暖かく見守りたいところとも言えましょう。

MMOは人が多くいてこそ楽しめるものであり、過疎化が始まるとその勢いは止まらないといった現象も多々見られます。そういう事を考えれば、3DS版を登場させて少しでもプレイヤー層を広げようという動きは大切な事とも言えるでしょう。今後、どういった賑わいを見せるのかはわかりませんが、色んな意味で9月4日は楽しみにしたいですね。