連載:気まぐれゲーム雑記 第537回:DRMフリーを掲げるGOGのスタイルが実に心強い
気まぐれゲーム雑記
第537回:DRMフリーを掲げるGOGのスタイルが実に心強い
すこぶる支持したい。
DRM(デジタル著作権管理)は誰にとって良いモノなのか
AZです。セーラームーンのアニメの見どころは指だ! と力説した友人の目の付け所がシャープすぎて、内容を知らない私としてはまるで反論の余地がありませんでした。
ところで、Witcher3を手がける開発元でありダウンロード配信サービスGOG.comも運営しているCD ProjektがDRMフリーを謳ったプラットフォーム“GOG Galaxy”が発表されました。
実に素敵ですね。
少々解説しますと、これはGOGのSteamやOrigin、Uplayみたいなものですが、アップデートの際はインターネットへの接続が必要になるものの、オフラインでのプレイが可能になったりアクティベートが必要なくなるといったオプションになっています。また、Steamなど他プラットフォームでのクロスプレイも可能にするモノとなっており、ついでに必ず導入しなければいけないというモノではありません。
ゲームのDRMについては、やはりフリーでどのマシンからも気軽に出来る事が理想であるに違いはありません。とはいっても、現実的にDRMフリーでは違法に流される事を懸念するメーカーも多く、中々踏み込めない領域な事も間違いではないでしょう。違法DLに問題があるのは言うまでもありませんし、そのようなやり方でゲームをしている人は批難に晒されて然るべきでもありますが……。
とはいっても、無理だと言われていた音楽業界はDRMフリーに動いたわけで、ともなればGOGの試みがどれだけうまくいくのかは注目しておきたいモノがあります。少なくとも、GOGの動きを反感的な目で見る人はいないでしょう。不要なモノは極力インストールしたくない派な私としては、是非上手くいって欲しいとも願うところではあります。
日本ではPCゲーム市場は微々たる存在であり、そもそもDRM論争はさほど起こりそうにもない情勢です。ですが、PCでゲームをする人も増えているわけですし、もっと広がりを見せるようになるならば極力DRMの問題なんてない方が良い事に間違いはないでしょう。今後も、GOGのようなスタンスを取るところが増える事を期待してみたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:GOGがGOG GalaxyというSteamっぽいプラットフォームを発表したよーってなお話です。
:Steamとのクロスプレイも可能なのね。
:アクティベートが必要ないってのもDRMフリーを謳っているGOGらしいなぁと思えますな。自動アップデートも便利だし、GOGを良く利用する人にとっては嬉しいものかもしんない。……日本じゃこういう話、まるで出てきませんしネー。
:そりゃまぁ、PCゲーム市場が壊滅してるからな。
:
:
:
: