連載:一週間(2014年4月27日~5月3日)を振り返るコラム的な何か 第91回:日本ゲーム市場のガラパゴス化が著しい雰囲気に感じられた一週間
一週間を振り返るコラム的な何か
第91回:日本ゲーム市場のガラパゴス化が著しい雰囲気に感じられた一週間
まぁ、言語の問題はしょうがない話でもあります。
肉が食いたい
AZです。世間じゃ肉フェスなる肉のフェスティバルが行われているというに、出向けない自分が口惜しい限りです。
さて、2014年4月27日~5月3日までで一番見られた記事は、「海外のPCゲーム市場の売上がコンソール市場を上回ったとの調査報告、日本メーカーはどうやっていくのか?」でした。PCゲームの情報もお送りしているブログとしては、何とも日本メーカーの行く末は気になるところと言えましょうか。また、「KADOKAWAがトランスコスモスよりフロムソフトウェアの株式を買収、子会社化へ」が次点でしたので、その2点についてとりあげていこうかと思う次第です。
日本にとってPCゲーム市場はどういった企業が必要とするか
海外は、PCゲームもプラットフォームの一つとして認識されています。ですが、日本ではまだまだそういった状況ではない事は誰もが理解するところでしょう。だからといって、私自身はPCゲームをひたすらやり続けろ、なんて事は微塵も思いませんが。面白そうと思ったモノをやるのが一番の理想です。
ですが、大手メーカーはそうもいっていられません。海外でも売っていかないと企業としてやりくりする事ができない状態へと陥ってしまいます。海外でも結果を出さないといけないわけです。ともなれば、PCでゲームを出すという選択もやぶさかではないと動くのが大手とも言えましょうか。
とはいっても、大手メーカーが抱えるタイトルの大半は「おま国」状態で、日本からマトモに購入する事はできません。ついでに、買える状態になったとしても「おま値」問題が付きまとうわけで、ここらへんの問題は「どこにメリットがあるのか」がイマイチ見えて来ないだけに、メーカーもきちんと対応しておいた方が後々の為にはなるような気がしてなりません。
日本ではまだまだ小さすぎて、一部のディープな方々が嗜むだけのプラットフォームではありますが、中小メーカーもインディーゲームを作って配信するなど小さいながらにジワッとした動きも見せています。今後、日本でもある程度存在感がある場となるのか否か、期待しておきたいものですね。
フロムソフトウェアの買収は世界中が見守っている
あの出版大手である角川がフロムソフトウェアを買収するというのは、ゲーム業界においてもセンセーショナルな話題となりました。出版業界にいた身としては、中々に手早いM&Aだったようにも感じられます。
フロムソフトウェアは、そのストイックなゲームの作りがコア層から絶大な支持を受けているメーカーです。また、世界でも結果を残せる数少ない開発会社とも言えるでしょう。だからこそ、価値が高いとも言えるのです。
それに度々取り上げられる話題として、ゲーム市場の縮小化が伝えられています。まぁ要するに、今までの据え置き機やら携帯ゲーム機から人が離れているという現象ですが、それは要するにライトな層が離れていきコアな人達が残っているという事になります。そういった意味でも余計に、コア層から支持を得やすいフロムソフトウェアの価値は高いとも言えるでしょう。
アーマードコアやダークソウルなど、ストイックな作品に定評があるフロムソフトウェアですが、角川グループ入りを果たしてどういった結果を出していくことになるのかが注目されます。世界で通用するようなメーカーを得た角川の手腕もじっくりと見ておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今週は、PCゲームの話題になると日本じゃてんで話題にならないあたりはガラパゴスなのかなぁ? という気にはなりました。
:そりゃまぁ、日本じゃ微妙な市場だしな。
:ま、ガラパゴスだろうと結果を出せりゃソレでかまわんとも思うけどね。今はどのハードでも色んな楽しみ方があるんだから、自分から楽しいゲームを探すってのも是非やっていって欲しいモノです。……やっぱ、英語の壁って高いんだろうねぇ……。
:面白いゲームがしたいからの一心で、言語の壁を乗り越えようとする貴様の方が類希だとは思うがね。
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