連載:気まぐれゲーム雑記 第506回:海外のPCゲーム市場の売上がコンソール市場を上回ったとの調査報告、日本メーカーはどうやっていくのか?
気まぐれゲーム雑記
第506回:海外のPCゲーム市場の売上がコンソール市場を上回ったとの調査報告、日本メーカーはどうやっていくのか?
日本もガラパゴス化して久しいわけで。
日本じゃそこまでPCゲームが話題になることもない?
AZです。残念な事に、昔から「美味しんぼ」はグルメギャグ漫画か、海原雄山と山岡士郎のコント漫画だと思っておりました。
ところで、アメリカの調査会社DFC Intelligenceが、PCゲーム市場の売り上げがコンソール市場を上回ったと報告している事が話題になっております。
DFC IntelligenceのオーナーDavid Cole氏によれば、PCゲーム市場がコンソール市場を上回ったものの、新ハードの登場でコンソール市場は上昇することになると分析している。
「コアゲーマーたちの中で、ほとんどのコンソールゲーマーはPCでもゲームを遊んでいるという重要なオーバーラップがあります。大きな違いは、今や家庭用ゲーム機の方が高級品で、PCは必須アイテムになったということです。ほんの数年前までは逆でした。これはPCには幅広い客層があるということを意味しています。」
[引用元:Kulturさん]
まぁ、言わんとしたい事は何となく分かります。
PCゲームをしている人からすれば、海外ゲームならばコンソールで出ているものはPCでもプレイ可能なモノが多く、ゲーミングPCがあれば事足りるという人もいます。事実、ニコ動やゲームプレイ動画を挙げている多くの人は「ゲームが可能なPCで動画を配信している」のです。それだけ、スペックが良いPCを所持している人が多いと言えるでしょう。
しかして日本のPCゲーム市場はと言えば、相も変わらずあってないようなモノにも感じられます。ですが、数年前に比べれば日本でもSteamがずいぶんと台頭してきた印象になりました。このまま、PCもいちプラットフォームとして認知されるくらいの存在になっていってほしいとは思いますが、未だ「おま値」や「おま国」といった難しい問題をいくつも抱えているのが現状でしょうか。
「おま値」や「おま国」問題は、メーカーが今後どう取り組むかが注目されるところとなります。例えば、昨今おま値で話題になった「ダークソウル2」は、元より海外の流通はバンナム。国内はフロムソフトウェアだったためか、Steamでは日本版とワールドワイド版に分かれる結果になりました。それでいて結局日本語がインストールされないといった案件を勃発させたわけですが、そんなフロムソフトウェアもKADOKAWAに買収されましたので、今後のSteam対応をどうするのかは注意深く見学したいところではあります。
話を戻しまして。日本のみなら、メーカーがPCにも注力するなんて事は起こらないでしょう。しかし、世界市場を睨んでいるメーカーにとっては避けて通れない道であるとも言えます。とりわけ、カプコンは比較的頑張っている方ですが、結果が伴っているのかどうかは何とも言いがたいところにも感じられます。各メーカーがスマホに注力する中、日本のPCゲーム市場はどうなっていくのかはしっかりと見守りたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:海外だとPCゲーム市場がコンソール市場を上回ったよーって報告が出ました。
:まぁ新型機が出たから、また逆転するみたいな事も書かれてるけどな。
:実際、PCでもコンソールでも両方に面白いゲームは存在するんだから、好きなモノをやれば良いと思うよ。でも、最初からPCという選択肢がないっつーのは勿体ない話にも感じるね。ゲームが好きなら、あらゆる選択肢は用意しておいた方が良いと思う所存。……日本じゃPCゲームは普及しないなんてわかっちゃいるけど、それでもゲーム好きとしてはわかるわけにはいかんのだ! ってノリが大切なのです。
:……マジな話、心の底からわかってたら英語オンリーのインディーゲームなんぞ紹介はしないわなぁ……。
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