任天堂:任天堂が平成26年3月期 第2四半期決算短信を発表

Wii Uをどのように盛り返すかが課題になっている「任天堂」さんですが、平成26年3月期 第2四半期決算短信を発表しました。

難しい数字を羅列してもしょうがないので要点を挙げておくと、営業利益は232億円の赤字、経常利益は12億4800万円、四半期純利益は6億円となっています。営業利益は本業での利益なので、要するに一応黒字になったけど、本業は赤字だったという事になります。特に、Wii Uはハードウェアの採算が依然として厳しいという見解を示しました。

この結果について、任天堂さんは1000億円の営業黒字を目指すとした業績予想について、変更はないとしています。それでいて今後の展望はというと、10月に発売された「ポケットモンスターX・Y」が好調なことや、海外で発売された2DSで更なる普及を目指すとの事。また、Wii Uについては、勢いを取り戻すために自社有力タイトルを発売し、キャンペーンなど促進にも取り組むとしています。更に、パッケージソフトのダウンロード版の販売を促進し、ハードウェアのコスト削減により収益性の向上に努めるともあり、更にDL販売に力をいれていく様子が窺えます。

ということで、結構厳しい感じの結果にはなりましたが、ポケモンやら何やらの収益は含まれていないので、次回の結果が一番の注目どころでしょうか。ポケモンや年末商戦で、1000億円の営業黒字を目指すとした業績予想にどれだけ迫る事ができるかが焦点になります。

ゲームビジネスは、現在色々と過渡期にあります。各メーカーは、コンシューマのみならずスマホなどでも確かなアピールをしていますし、任天堂さんでさえ「だる飯 スポーツ店」というF2Pの道を模索しています。あれの場合、かなり実験的なものなので、あれをF2Pと呼ぶべきかどうかは何とも言いがたいですが……。
ともあれ、今後どのような方向へと進んでいくのかはわかりませんが、少なくともF2Pがもっと広く認知されていくのは間違いない流れでしょう。そこに対し、どれだけの人が課金について許容するかがポイントにはなりそうです。はてさて、業界のオチの付け所はどこになるのか、楽しみに見守りたいですね。

[情報元:任天堂 平成26年3月期 第2四半期決算短信より(PDFです)]

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しゃきーんさん:任天堂さんの決算が発表されたぞ。

しょぼーんさん:まぁ、ポケモンとかは含まれていないし、Wii Uはあんな感じだししょうがないのかなぁってところだね。

しゃきーんさん:ふむ……。任天堂さんの一番の稼ぎどころは年末商戦だろうしな。

しょぼーんさん:それもそうなんだけど、今は各メーカー共に色々と色んな道を模索してる最中だと思うのですよ。課金とか何だとか色んな課題がある中で、どれだけ企業として上手くやりくりできるかっつー話になっていくんじゃないかなぁと。……なんにせよ、任天堂さんはWii Uをどうにか盛り返して欲しいものっすねぇ……。

任天堂:任天堂が平成26年3月期 第2四半期決算短信を発表に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

正直、Uはともかく夏休み需要とモンハンでそれなりに持ち直すと思っていたのでちょっと意外ですね。

AZ@管理人

コストをどれだけ抑えるかと、ヒット作をどれくらいの速度で生み出せるかは一つのポイントでしょう。
ですが、Wii Uをどうにかしない限りは、抜本的な回復は難しそうです。年末商戦にどういう結果を出せるのか、しかと注視しておきたいですね。(´・ω・`)

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