気まぐれゲーム雑記
第265回：UBI曰く、第2画面こそゲームが向かうべき未来らしい、と言う話題

企業の方針とは実に面白い。

2画面でゲームをするということ

2画面でゲームをする代表と言えば、DSでしょうか。
その2画面構成は3DSに継承され、Wii UもGamePadとテレビ画面の2つ画面がある状況になっています。それを上手く使うも使わないもメーカー次第で、アイディア次第では世界樹の迷宮のようにウリの一つになれる可能性も秘めているわけです。……そこを上手く考えるのがメーカーとしては難しいのでしょうけど。また、Smart Grassやスマホとの連動などメーカーは様々な事を試みているのも、2画面でのプレイを促進させるものになっていると言えましょう。

そんな2画面構成ですが、UBIは2画面でのゲームこそがゲームの進むべき未来であるいう内容の記事が掲載されました。詳しくはこちら。
ざっくりまとめると次の通り。

• 2画面プレイの良いところは、手軽さでコントローラを知らない人や好きじゃない人など様々な種類の人がプレイできる
• 次に、家の外にいても一緒にプレイできるのも利点
• プレイヤーが好きな時に好きな場所でいつでも好きなデバイスで最高の体験ができる選択肢を与える事が重要
• また、タブレットのゲームが第1画面であるという人達もいる点は忘れるべきではない
• タブレットとコンソールの両方が必要というわけではなく、コンソールでプレイする人にとってもタブレットでプレイする人にとっても両方にプレイするチャンスが提供出来れば良いので、それは制限にならない
• Wii Uは、コンソールゲームと繋がるタブレットのアイディアをくれた
• 可能で理に敵うものであれば、Wii Uにも何かしらの体験を提供することになるが、今はマイクロソフトとソニーの次世代機に集中している
• 3，4年後にはタブレットとコンソールで同じエンジンが動くようになると予測している
• The Divisionでは、コンソールとタブレットで同じモノを使用している
• 同時に複数のプロジェクトに携わる事が理想

こんなところでしょうか。
これは、様々な2画面を想定してマルチ対応をするというUBIの方針と言う事でしょう。というわけで、今日はそんな2画面の行く末や如何に？　という話題をしてみようかと思う次第です。

マルチには今後タブレット端末やスマホも含まれるようになる？

3DSやWii Uはさることながら、Xbox OneでもSmart Grassや、PS4にはVitaと言う第2画面が存在します。特にPS4のゲームはVitaでリモートプレイする事が可能で、Vitaとの相互関係がはっきりしている分PS4を買うユーザーは総じてVitaを持っているのは間違いないでしょう。そこに、どれだけタブレットやスマホなどが入って来るかは今後のメーカー次第というのはあります。

どのメーカーもタブレット端末やスマホ向けのアプリを出しています。日本において、そこに据え置き機との融和性があるかどうかは図りかねるところですが、ドラクエ10のアプリなどを見るとそれ相応に利用している人も多そうです。今後は、UBIのようにタブレット端末やスマホなども含めて一つのタイトル、というのが完成形としてでてくるようになるかもしれません。

現時点だと、そこまで据え置き機とタブレット端末やスマホなどが上手くマッチして機能しているゲームはありません。ですが、PSO2のようにスマートフォンでもキャラデータが使える何かを出そうと試みているメーカーもあります。このような流れは止められるモノでもなく、より多くの人にプレイしてもらうためにはやらなければならないことでしょうし、プレイしたことがないユーザーにそのチャンスを与えるというUBIの考えに近いモノがあるでしょう。

今後、メーカーがどういった選択をしていくのかはわかりません。ですが、任天堂もMiiverseをスマホで閲覧できるようにするなど柔軟な姿勢を見せています。次世代機になり、より一層マルチの形が広がりそうな勢いではありますが、スマホやタブレット端末を使うようなユーザーをどうやって取り込むかは大きな課題でしょう。どのメーカーも自社の強みを上手く活かして新作を作っていってほしいものですね！