気まぐれゲーム雑記
第255回：PS4やXbox Oneは最後のゲームハードとなるのか？　と言う話題

時代はどういった進化の道を歩むのか……？

PS4やXbox Oneは最後のゲーム機となり得るのか？

E3やその前段階で、PS4やXbox Oneは色々と賑わせてくれました。
特にXbox Oneはネガティブな印象を持たれてしまいましたが、個人的にはあのまま突き進んだ未来を見てみたかった気はします。少なくとも、中古問題やDRM、ライブラリなど未来を見据えていた据え置きハードであるのは間違いなかったわけです。……いやまぁ、その形が今の多くの消費者達と考えがマッチするかと問われればぐぅの音も出ず、何がどのようにメリットがあるのかを伝えなかったマイクロソフトの周知ミスと言わざるを得ないわけですが……。

そんな次世代ハード達ですが、「最後のゲーム機、PS4とXbox ONEの戦い」という面白い雰囲気がする記事が掲載されました。詳しくはこちら。
ポイントをまとめると次の通り。

• ざっくり最初にまとめると「価格のPS4、内容のXbox One」
• Xbox Oneの新型キネクトは、狭い部屋でもプレイできるようになっていて、プレイヤーの表情や心拍数まで読み取ってくれる
• だが、その分PS4に比べると100ドル高い
• E3の会場では、PS4展示エリアが一番混んでいたように感じられた
• PS4のコントローラはタッチパネルが装備されクリック入力ができるようになったし、軽い
• Xbox Oneは、振動素子が4つになり人差し指部分のトリガー部分が振動するようになっているし、新型キネクトのマイクも使える
• SCEはPS4発売日からアイテム課金の無料ゲームを用意し、一方マイクロソフトは基本プレイ無料ゲームには慎重な姿勢
• どちらも下位互換はなく、サードパーティのタイトルはマルチプラットフォーム戦略であるため、買い換えが促進されるかがいまいち不明瞭
• PS3やXbox360は8年も現役ハードとなったが、今やモバイルやクラウドなど環境は大きく様変わりしており、「これが最後のコンソールゲームになるかも」といった声が聞かれた

ざっとこんなところでしょうか。
この記事を書いたライターの小野憲史氏は、IGDA日本代表なども務めるなど精力的に活動なさっている御仁です。本件とは全く関係ありませんが、GameJamがより一層流行るよう頑張ってもらいたいものです。
ということで、PS4やXbox Oneは最後のコンソールゲーム機になるのか？　という話題が出ているのでそこらへんについてあれやこれやと書いてみようかと思う次第です。

色んな可能性がある

最後のコンソールゲーム機となるのかどうかは、ハード性能……ようはPCの進化の方向がどちらへ向くのかというのと、ゲームユーザーが何を望むのかという2点に絞られるでしょう。
そもそも、進化なしにゲームハード云々は言う事ができません。ハード性能が一定のところまで進んだ時に、ゲームユーザーが「新ハードでプレイしたい」という気持ちがあるのかどうか、またそれをハードメーカーが提示できるかどうかに掛かっていると言えます。

当然ながら、スマホやらタブレットやらゲームが細分化、複雑化してきているのは確かです。我らのようなテレビゲーム大好きっ子からすれば、ゲームユーザーと言えば据え置き機やゲーム専用機でプレイしている人を指すのかもしれませんが、ゲームをしない人から見れば、スマホであろうとなんだろうとゲームをする人で括られてしまうわけです。そういった部分を考えると、コンソールとして最後になるかもしれない、という声が出て来てしまうのも仕方がないところでしょう。また、開発出来る予算や人材など、リソースには限りがあります。企業なら儲かる方向へ進んでおかないとリスクを軽々しく背負えなくなります。

そういったこともあってか、ゲーム人口は縮小傾向にあります。これにはさまざまな要因があり、一概にどれが原因とはいえません。ですが、PS4やXbox Oneでゲーム人口が劇的に増えるか？　と問われたら、難しいようには思えます。当たり前ではありますが、我らゲーム大好きっ子達からはそれ相応に好かれるでしょうし、そういった人達は受け入れるでしょう。なんせ、ゲーム大好きっ子ですから。ですが、劇的に増えるような魅力を、さほどゲームをしない人達に伝えられるかというのは中々に難しいものがあります。そういった意味では、ゲーム人口の縮小は今後海外での新しい市場開拓が鍵を握っているのかなぁ？　とは思っています。

今後、ゲーム業界は従来のゲーム専用機からスマホ、タブレット、ソーシャルを含めて色々なものをごちゃ混ぜにした形で形成されていくでしょう。どこが飛び出るかもわかりませんし、どこが落ちぶれるかもわかりません。ですが、ゲーム大好きっ子としましては、コントローラでプレイするようなゲームが今後とも盛りあがっていく事を期待したいものですね。