連載:気まぐれゲーム雑記 第183回:Wii U事情が変わりそう? とかGDC2013で気になったニュースを独り善がりに取り上げてみる、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第183回:Wii U事情が変わりそう? とかGDC2013で気になったニュースを独り善がりに取り上げてみる、と言う話題

知識の共有とは、興味がなければ意味がないものなのです。

久々に独り善がりにやってみる

ゲームブログをやっていると、色々と情報共有や知識量の差と言うのが垣間見える時があります。
当ブログは、基本的に誰もがわかるようなバカ丁寧さを心がけていて、だからこそ文章が長くなってしまい読んでもらえるだろうか? などと悶々と葛藤をしながら記事を書いています。文章は「誰に読ませるか」が重要なポイントで、当ブログが「誰にでもわかるような文章」を目指した以上は「簡単」「簡潔」「端的に」こそが「最強」な事は明々白々です。しかして、人間というのは興味がない事には興味を示さないように出来ているのも世の常です。
なので、「どうやって興味をもってもらおうか」というのを考えながら文章を書いていく必要があったりするわけですが……。まぁ、そのように小難しく考えなくても「誰に読ませたいのか」を考えれば何となくわかってくるものだ、とかつて出版業界にいた時習いました。うん、そんなものです。

さて、昨今におきましてはサンフランシスコでGDC2013が開催されました。そもそもGDCってなんぞや? と思う人もいるかもしれませんが、ゲームディベロッパーズカンファレンスの略で、ゲーム開発者達が一同に集まって興味がありそうな講演をしようぜ! というイベントだったりします。メタルギアソリッド5が発表されたのもその場ですし、大手メディアが一斉に何やら小難しそうな話題を取り上げているのもその影響です。
というわけで、本日はそんなGDCでわたくしことAZが勝手に思った「もっと興味を持とうぜ!?」という話題を取り上げてみる事にします。

Wii U事情が変わる……のかなぁ……?

気になった話題は2つあり、1個目はGDC2013で出たWii U関連の話が2つ。
一つは、Miiverseについてと、もう一つはHTML5+Javascriptでゲームが作れるぞ、という話題です。Miiverseについてはこちら、HTML5+Javascriptについての話題はこちら

Miiverseについては、開発者達にそのサービスがどういったものなのかを説くというものだったようですが、Game Watchにも書かれている通りセッションの空席が目立ったということで、開発者達もそこまで強い興味が持てていないのが現実です。そもそも、ゲーム本編とMiiverseを上手く融合させて成功した、と思えるような実例が多くありません。実例がないというよりも実感がないという方が、ニュアンスとしては正しいようには思います。
Wii Uのソフト自体が少ない現状で、Miiverseのサービスとゲームを上手く結びつけて活路を開く、と考えている開発者は少ないでしょう。それ以前に、開発者達はゲームパッドの活用方法などを試行錯誤するので手一杯には思えます。

一方で、HTML5+Javascriptの話題は結構明るい話題には思いました。HTML5+Javascriptで構築するというのは、基本的にモバイル関連の開発とかわらないわけですが、何よりもアツイのがUnityがUnity for Wii Uとして任天堂から無償で配布されると言うところでしょうか。……単なるいち個人がもらえるのかどうかは書かれていないので知りませんけど。ですが、これでより多くの開発者やインディーズを取り込める……かもしれません。タダの可能性の一つに過ぎませんし、ソニーだってPSモバイルで開発キットを提供しているので、最終的には普及率と「どちらが使いやすいか」で選ばれていく可能性はあります。まぁ、良くも悪くも「スタートラインに立った」といったところでしょうか。今後の開発者達の動向には注目したいです。

製作に関する話題を3つ

もう1つ気になった話題は、製作に関する2つの話です。
ひとつはラ・ムラーナ、ふたつめにドラゴンズドグマ。それぞれに、興味深い面白さがあるのではないでしょうか。

ラ・ムラーナはインディーズゲームです。元はと言えばフリーゲームですが、今は日本の開発ディベロッパーNIGOROの楢村匠氏が手掛けていて、インディーズゲームとしては高い評価を受けています。ですが、そこまでに至る紆余曲折をトークしたようで、やはり海外展開をどうすべきなのかが重要視されていました。PLAYISMは、インディーズにとって非常にありがたい存在のようです。インディーズは家庭用ハードに比べると敷居が低い分、フットワークも軽く動けるのが利点です。家庭用ハードメーカーもそこらへんを理解すると、もっと取り込みやすくなるようには思えるのですが……。

次のドラゴンズドグマは、企画自体が2000年にはポーンシステムの原型となるアイディアが盛り込まれたRPGがあった、というモノです。ですが、社内のすったもんだで結局動き出したのは2008年になってからというお話ですが、これは正直「運が味方をした」ようには思えました。そういう時の運も大切だというのを思い知ります。……まぁ、ゲームだろうとそうじゃなかろうとクリエイトする側の人間はいつでもアイディアをため込んでおかないといけない、というのもありますけど。

GDCの話題は、基本的にゲームの開発に関する話題ではありますが、他でも通用しないこともないような話題があったりする時があります。知識はあって損をする事は余りないと思いますので、自分の知識を深める意味でもそういった話題に触れてみるのも良いかもしれません。……まぁ、興味が持てないとつまらないだけなので、あくまでも「興味が持てたら」の方が良いと思いますけどね!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:なんかGDCについての話題が多かったので、気になったのをちらほらと挙げてみました。毎年そうだけど、GDCは本当に楽しめるなぁ。

しゃきーんさん:といったところで、メタルギア5みたいな明確にわかるものじゃないとユーザーはまるでわからんだろうけどな。

しょぼーんさん:分かる人には分かるって話なんだけど、多少興味が持てたなら掘り下げてみるのも良いとは思う次第。どうやってゲームが作られていて、だからこそ何が大切なのかっていうのが何となく見えるかもしれないからね。……絶対見えるわけじゃないってのがポイントっすな。

しゃきーんさん:まぁ、他人が考えている事を100%理解するなんて無理だからなぁ。でも、知識の共有ってのはより多くの人同士で出来た方が良いモノに違いないし、開発者とユーザーがそれを共有しあってもいいわけだからな。日本だともうしばらくGDCについてメディアが取り上げるだろうが、来年も楽しみにしておこうか。……わからん人にゃ皆目わからん話題なんだろうけどな……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第183回:Wii U事情が変わりそう? とかGDC2013で気になったニュースを独り善がりに取り上げてみる、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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