ソニー：PS3の次世代機「PS4」が発表、その他プレイステーションミーティング2013の内容をまとめました

現在開催中の「プレイステーションミーティング2013」ですが、PS3の次世代機PS4が発表されました。
以下、プレイステーション公式ツイッターやその他メディアより抜粋。

PS4について

GDDR5メモリーを8GB搭載
X86CPUを使ったPCに近い構造
システムの状態を一時保存し、PS4を節電状態で待機させるサスペンドモード
スタンバイ状態でも専用ゲームのダウンロード・アップデートが可能
録画したゲームプレイを簡単なボタン操作ですぐに友人とシェアが可能
PlayStation Vita、スマートフォン、タブレットなどの様々なモバイル端末と連携、どこでもお好きなゲーム体験が可能
ボタンひとつで、自分のゲームプレイを手軽にUstreamなどでリアルタイムに配信（生中継）することが可能
PS3タイトルの多くをクラウドサービスで提供
リモートプレイとソーシャル連携の強化がPS4の特徴
SCEJ開発タイトル『Knack』が公開
ローンチタイトルとして『Killzone Shadow Fall』を開発中
レースゲーム『DRIVECLUB』はグラフィック、ネットワークを介したチーム戦にも対応
サッカーパンチ最新作は『INFAMOUS second son』
インディーズゲーム開発者Jonathan Blow氏が開発中、ミステリアスな孤島を探検しながらパズルを解く『Witness』
PS4はPS Moveにも対応
カプコン、PS4向け新エンジン『Panta Rhei（パンタレイ）』と新作『Deep Down』を開発中
スクエニ、ルミナスエンジンの宣伝と、E3にてFFシリーズ新作を発表予告
UBI、『WATCH DOGS』のデモ
ブリザード、ソニーとパートナーシップを結び、『ディアブロ3』を発表
アクティビジョン、ヘイローの開発元BUNGIEが新作『Destiny』を開発
PS4は2013年の年末発売予定（海外の話なので日本はどうなるか不明）

コントローラについて

前面のタッチパッド
SHAREボタン
LEDを配置したライトバーを搭載

以上となっています。

ここからは個人的な感想です。
まず、ゲーマー向けのゲーム機として、極めてわかりやすい単純な進化をしたハードである事が窺えます。単純とはいえど、ゲーマーにとってハードスペックは非常に重要な部分です。どれだけ良いクオリティになるかはその部分に依存するので、それを良しとするか否かで評価が分かれるでしょう。

また、PCに近い構造を取ることで、開発にとっても参入しやすい形態を取ったのは良かったところです。しかし、開発費が高騰し続けている現状においては、インディーズディベロッパーがどのように動くのかは何とも難しい賽が投げられたところでしょう。

動画が配信できたり、シェアできたりするのは時代の流れにも思います。WEBメディアとの融合も上手くやれている印象です。ですが、ソフトメーカーがそれを良しとするか否かが問題になるのも間違いないでしょう。例えば、アドベンチャー系ゲームでそれをやられると非常に手痛いものになります。ここらへんは、議論の余地を残すところでもありますが、E3あたりで突っ込んだ本体性能説明があることを願うのみです。

あとは、クラウドをPS3互換的な位置付けにしてきました。クラウドですべてのゲームが可能になるわけではない、というのを明確に示した形です。これはいわば、PS3互換がないという事を銘打ったもので、VitaのUMDパスポート的なものになるのか否かが問われるところでもあります。また、PS3のタイトルによってはクラウドでゲームをする事自体難しいモノも存在するでしょうから、対応タイトルがどういったモノになるのかが注目です。

今の段階では値段が明らかになっていない以上判断し辛いですが、互換をどこまで許容するかという点と、動画配信をどう見るかという点で評価されるでしょう。スペック自体は次世代機として申し分ありませんが、最終的にモノを言うのは買おうというきっかけが何になるのか、という一点です。そのきっかけとしてはかなり大きなウェイトを占める値段がいつ発表されることになるのかを、楽しみに待ちたいですね！

【アマゾンさん】