連載:気まぐれゲーム雑記 第151回:海外のインディーズは盛りあがっていそうだ、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第151回:海外のインディーズは盛りあがっていそうだ、と言う話題

日本と海外のインディーズの違いが鮮明になるイベントなのかも?

Mojamが何とも面白そう

Mine Craftの制作者であるノッチこと「マルクス・ペルソン」氏。
彼は今やMine Craftで巨万の富を得ましたが、それに驕ることなくマイペースに新作開発を続けています。Mine Craftの版権管理をするために作られた「Mojang」社では、自身はゲーム開発者として名を連ねているだけでCEOはカールマネー氏が務めていますし、メンバーも巨万の富を得た割には少ないメンバーです。

そんなMojangが、ゲーム開発ジャムセッション“Mojam”の実施を発表しました。詳しくはこちら
まとめると次のような感じ。

  • MojamはMojangとインディーズ系ディベロッパー5社が、3日間ぶっ通しでそれぞれ一本のゲームをゼロから企画するイベント
  • 開発するゲームのテーマは、ファンが投票したワードによって決められる
  • 昨年行われたゲームジャムのテーマは「スチームパンク/古代エジプト風リアルタイムストラテジーシューティングゲーム」だったが完成している

というわけで、本日はそんなインディーズが盛りあがっている海外と、日本の違いをテーマにあれこれ書いて見ようかと思う次第です。

日本だとインディーズの認知度が低い

以前どこかでも書いたような気がしますが、ゲームジャムというのは限られた時間内にゲームを作り上げるイベントを指します。基本的にプロアマを問わずやっているケースが多く、ここから未来のゲーム開発者が生まれるケースもあります。Mine Craftのマルクス・ペルソン氏も、海外のそういったゲームジャムに参加して作品を出していた経験がある人物です。

当然ながら日本でもゲームジャムは開催されていますが、インディーズの知名度が海外より強くない日本では、そこまで大きな話題になっていません。当ブログの記事でも何度か同人についての話題を取り上げたことがありますが、そういったインディーズの活躍を日本で目にするのは非常に珍しいです。最近のタイトルだと「メゾン・ド・魔王」がインディーズですし、国内外のインディーズタイトルを翻訳し販売しているPLAYISMさんは、非常に稀な存在でしょう。
日本でも同人やインディーズタイトルとして、「東方 Project」や「ひぐらしの鳴く頃に」など有名作品はありますが、それ以外のモノは知名度として知られていません。ですが、PLAYISMさんを見てみれば「日本でもそういったタイトルを開発しているインディーズ達がいる」現状が見えてきます。

海外の場合、Mojamのように最前線で頑張っている企業が率先して出てくるケースがあります。Mojangが評価されるのはそういった部分でしょう。すでにメジャータイトル級の稼ぎを出しながらも、インディーズと一緒になってイベントを行う事に、ユーザーは一抹の親近感を覚えるのかもしれません。
ちなみに、日本でも同人・インディーズタイトルのロケテをしながらゲーム紹介する場として「東京ロケテゲームショウ」なるものが昨年開催されました。「太陽のしっぽ」で知られている飯田 和敏氏もその会場を訪れていたというニュースもあり、そういった地道な活動であったとしてもちゃんとユーザーに対して知って貰おうという努力をする事は非常に重要であると言えます。

海外と日本では、インディーズに対しての熱量が違うという事はあります。ですが、インディーズから出てくるタイトルというのも確かにあるのが現実です。今はまだ難しい立ち位置かもしれませんが、インディーズにも可能性を見出している者として、日本でもしっかりと盛りあがれるような場が出てきてくれると良いですね。……もちろん、コミケ以外の場、ですけど……。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:海外のインディーズが盛りあがってて、日本のインディーズはやっぱり先導する組織がないのかもねぇって感じがしました。一応、IGDA日本はある程度やってるとは思うけど、それ以上もそれ以下もないって感じだろうし……。

しゃきーんさん:やっぱ、日本のインディーズは同人の印象が強いよな。一応、フリーゲームもインディーズってことになるのか?

しょぼーんさん:なるね。でもさ、最終的に商業ベースでどれだけの収益になるかっていうのを目指さないといけないわけで……。でもでも、その最終地点へ導く道筋を支援する場がないって感じなのかな。だいたいは、専門学校行ってゲーム会社入るのが王道じゃない? でも、それを選べなかった人達にも、選択肢があるような環境がベストだよね。……簡単にできりゃ世話ないけど。

しゃきーんさん:ふむぅ。まぁぶっちゃけ言いたい事がよくわからんが、ようは金が付きまとうと色々大変だってことだな?

しょぼーんさん:元も子もない言い方だけど、あながち間違っていない答えの一つなだけに何とも言い様がないよねぇ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第151回:海外のインディーズは盛りあがっていそうだ、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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