連載:気まぐれゲーム雑記 第122回:ゲームであれ何であれ、価値観の相違を認め合うのは大変だ、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第122回「ゲームであれ何であれ、価値観の相違を認め合うのは大変だ、と言う話題」

目を付けられると大変なのです。

一応は釈放へ……

以前、こちらの記事でご紹介した「ARMA」の開発者2名(チェコのディベロッパーに在籍)がスパイ容疑でギリシャにて逮捕されたと言う話題ですが、2名は無事釈放されました。詳しくはこちら
ざっくりと経緯を書いておくと、2人は休暇でギリシャのリムノス島に行ったわけですが、そこで撮影してはいけない軍事施設が0.42秒だけ映っていたカメラがあった事を理由にスパイ容疑で逮捕されます。その後、すぐ釈放される見込みだったはずなのですが、ゲーム開発者だったことと軍事FPSを製作していた事がニュースで報じられ、話が大きくなっていきます。そして、中々釈放されない現状から、チェコ大統領がギリシャ大統領に特別な配慮をするよう書簡を宛てる事になるなど、政治が大きく絡み出すという類を見ない話題となりました。

そして、ついに128日目にして釈放されるわけですが、ギリシャでの疑いが晴れているわけではないので裁判は続いていく、という結果になったようです。ですが、本当に無事釈放されて良かったと胸をなで下ろす話題でもあります。
これについて思う事は、一連の騒動はゲームがどう見られているかという価値観が根深くあるのかなぁ? と思えた事でした。

というわけで、本日は個人の価値観って認めあってこそ大切にすべき事ではなかろうか、と言う話題をしてみようかと思う次第です。……真面目ぶっちゃってますね。まぁ、余り良いネタがなかったということで。

興味がないことへの理解は難しい

人は、興味がないことを理解するのは大変難しい事だと思います。
例えば、当ブログでゲームじゃない話題をすれば、ゲーム好きがゲームブログでゲームじゃない話題をするってどうよ? と反感を買って、見てもらえない記事になって、何のために書いてるわけよ、と管理人が自問自答しなければいけなくなります。……何とも悩ましい話です。

ネット社会もそうです。特にツイッターやブログなどは限定された世界、要するに好きなモノ同士で繋がるわけで、基本的に「何かしらに賛同出来る意見が強くなる」傾向があります。それが、「ポジティブな意見」であれ「ネガティブな意見」であれ、です。そして、そういった意見にながされやすい人が多くいる、というのも痛感しますし、自分の価値観しか認められない人が出てくるという現象がおきたりします。
まぁわかりやすく言えば、興味がないというだけで終わらせていると、視野が狭い人間になりかねない危険性がある、という事です。

こういった話題は今アメリカを賑わせている銃規制問題にも似ていて、少なくとも全米ライフル協会は暴力性のあるゲームを自分たちの価値観のみで見た結果が、「ゲームは諸悪の根源」という流れになったわけですし、オバマ大統領が銃規制強化案を出したところで反発するような事になります。このような相手は説き伏せるのが非常に厄介で、なまじ権力を持っている相手だと厄介極まりないモノになるわけです。

ゲーム以外にも興味が持てるゲーマーが一番……かも?

それぞれの価値観を認め合うのに必要なのは、相手側の価値観を知ることです。十人十色という言葉があるくらいなので、人それぞれに多種多様な意見があって然るべきだと思います。特にゲームは、何かにつけて暴力性が云々の話題で常に矢面に立ってしまうという事がありますので、相手側にゲームがどういったモノなのかを知って貰わなければいけません。

当然ながら、許容し難いモノがあるのも事実です。どう頑張ってもグロテスクな映像や画像、ゲームが苦手という人は多々いますし、管理人なんてFPS画面を動画で見ただけで酔いが激しくアウトだったりします。いやまぁ管理人の場合、それでもFPSはやってみたいんですけどね。
ですが、やはりそれは自分の価値観であって、相手にとって良いモノかどうかは別問題であるという認識はしておくのが良いでしょう。……価値観次第では、危険とみなすか否かもまた別問題ですが。

今、ゲームを取り巻く環境は色々と変化しています。銃規制問題に、ソーシャルの高額支払い云々、タブレット端末、多くの新ハード、次世代機などなど。どれも個人個人で思うところが多々あるでしょう。
ですが、相手の意見も認めつつ、自分の意見も認めてもらえるような環境作りが必要なのかもしれませんね。ゲーム業界が、色んな人達に良いように見られる事を切に願いたいものです。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:スパイ容疑で逮捕されてたゲーム開発者2名が無事釈放されたってお話なんだけど、最近はやっぱりゲーム業界ってあまり良いようには見られてないのかな? という根底に価値観の問題があるんじゃね? って思った次第。

しゃきーんさん:う、うむ。言いたい事がわかるような、わからんような……。小難しい話だってのはわかった。

しょぼーんさん:……そんなに難しい話じゃないと思うんだけど……。要するに、ゲーム業界自体が、色んな人達から良いように見られるよう努力するのも大切なのかもね? って話だよ。

しゃきーんさん:……そう言えばいいじゃん。

しょぼーんさん:……説得力を持たせるには、色々と言葉が必要である、というのを知っておくがいいよ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第122回:ゲームであれ何であれ、価値観の相違を認め合うのは大変だ、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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