連載:気まぐれゲーム雑記 第55回:たまには真面目にゲーム紹介をしてみようと言う話題 メゾン・ド・魔王編
気まぐれゲーム雑記
第55回「たまには真面目にゲーム紹介をしてみようと言う話題 メゾン・ド・魔王編」
絶妙さに心躍るタワーディフェンスならぬ、アパートディフェンスなのです。
ゲームついて語るだけが能じゃない、ゲームだってするんです!
この連載を始めて早50回を過ぎていました。
こっそり見て下さっている方が増えていて、朝刊を廃止しこちらにシフトしたのは間違いじゃなかったというのを実感しつつあります。ですが、毎日書き続けるというのは中々に大変な事で、そりゃもう日々頑張ってネタを探しています。
大まかな流れとしては以下の様な感じ。
記事を書く→連載のネタも同時進行→まとめも同時進行→連載のネタがないなー(まだ余裕)→連載のネタが……ない? (ちょっと不安)→やっばい、マジでネタがない(結構焦る)→……燃え尽きたわ……(アウト)→あったわぁ! 時代の風が吹いた(ロマサガ3風に)!(見つかった時)
と、まぁだいたいそんな感じのテンションになります。
ですが、ふと思ったことがありまして。
ゲーム情報のことばっか書いてて、それに自分なりの意見とか考えとかを書いたりして。それで貴様はゲームを知ったつもりになってるのではないか? と。そもそも、単なる知識だけでゲームもさほどやってないと思われてるのではないか? と。
というわけで、管理人ことAZはちゃんとゲームしてるんだよ!? といわんばかりに、たまにはゲーム紹介をしてやろうじゃない! と思ったわけです。……あ、決して「ネタが見つからなかったわけじゃない」というお断り書きをしておきたいです。ほ、本当ですよ!
インディーズゲーム「メゾン・ド・魔王」はタワーディフェンスにアパート経営要素が入ったモノ
Xbox360のXBLAではインディーズゲームというのが配信されています。ユーザーが作成したゲームなので、レーティングの審査は行われていません。当然、マイクロソフトさんは審査しているようですが。
とにかく、ユーザーが作成したゲームなので中々にカオスなタイトルが並んでいます。例えば、「ゆっくりの迷宮」や「放置プレイ」など、紛うことなきユーザーが作成したであろうタイトル群が並ぶわけです。今日はそんな中でも、「メゾン・ド・魔王」をご紹介したいと思います。
ロゴを見たりするとインディーズとは思えないクオリティですが、フォントから漂うそこはかとないインディーズ感は間違いなく「当たりである」という気持ちにさせてくれます。まさに、マーベラス(素晴らしいの意)の一言に尽きます。
さて、どんなゲームかというとジャンルはタワーディフェンスのゲームです。
ですが、単なるタワーディフェンスとはちょっと変わっていて、アパート経営要素が盛り込まれている、というのがポイントになります。
ちなみに、ハゲのおっさんが魔王です。
アパートに入ってもらうには、それ相応の部屋でないとモンスターは入ってくれません。
例えば、ゾンビの場合部屋がぼろぼろじゃないと入居を考えてくれませんし、極端に家賃を低くしたりしないと入らないモンスターもいます。また、モンスターにはそれぞれ攻撃方法が決まっていて、近接から中距離、遠距離までいるので、戦力のバランスをとりながらアパートに入居してもらうことになります。
そして、画面中央付近にある掲示板よりクエストを受けながら、お金を貯めて、部屋の内装をモンスターの満足するモノに変えていき、どんどんアパートを大きくしていきます。
また、アパートの住人は稀に同種のモンスターの恋人が出来ます。で、体力の減る愛の語らいを行っているうちに子供ができるわけですが、その子供は種族によっては強化されていたりします。最初は恐ろしく弱いピヨリコ族も、強化するとこんな感じになるわけです。
攻撃力55/防御72/魔法防御49のピヨリコ族ピヨリコのヒナ朗さん
ちなみに、アパートの住人は家賃を滞納することがあり、滞納が増えていくとそのうち夜逃げします。夜逃げされると戦力が減ることになるので、魔王という名の大家さんとして上手くバランスをとる必要があります。
とまぁ、今までの情報は概ねアパート経営に関する事でしたが、平常時は定期的に冒険者が攻め込んできます。クエストの場合もですが。これこそが、本作がタワーディフェンスと言うジャンルになる部分です。
冒険者達は、最上階にある魔王の部屋へまっしぐらに攻めてきます。攻め込まれるとお金を持って行かれてしまいますが、そうならないようにアパートの住人の扉をノックしてアパートを守らせるわけです。
戦闘は、モンスターがなるべく死なないようにするため、モンスターを部屋に戻すなども可能です。そこらへんは非常に上手く出来ていると思います。
プレイ感想は?
率直に、面白いゲームだと思いました。タワーディフェンス系にありがちな、防衛するための何かが使い捨てではないあたりも好感的です。
あとは、育成要素的なモノから、戦略をきちんと練れる事。他にも、部屋の配置や敵を考慮するなど色々な要素が詰まっています。
当然ながら、シミュレーションが苦手な人はプレイすべきじゃありません。他に難点を言えば、モンスターの種類がさほど豊富ではない、というところでしょうか。大きく分けて7種族いますが、それぞれ好感度を維持するために種族はある程度厳選しなければいけなくなりますし、その維持が中々大変です。
とはいえ、240MSPだと思えば十分な出来映えです。値段分の価値は十分あると言えるでしょう。
と、いうわけで今日の連載はいつもとちょっと違って、一風変わったゲームをご紹介してみました。それなりに好評なようでしたら、またそのうちやりたいと思います。あ、積みゲーはちゃんと消化していっているので、そのうちレビューしますからご安心(?)を……。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:メゾン・ド・魔王が思った以上に面白かったので、連載でご紹介してみました。
:あー。最初はちょっと単調っぽく思えたんだが、2階が出来たあたりから変わってくるよな。モンスターも増えるし。
:わたくし、こういうゲーム好きでして。シミュレーション好きですけど、タワーディフェンス系はどれもキャラが使い捨てで何かもったいない感あったんですよ。……こういうのを待ってました!
:お、おう。お気に召したようで何よりだわ……。