気まぐれゲーム雑記
第46回「Guild01は欧州だと3つのタイトルを単体で配信するらしいと言う話題」

Guild02はどうするのです？

日本と欧州の対応が違う件

今年の5月31日にレベル5さんから「Guild01」という、オムニバスタイトルが発売されました。
有名ゲームクリエイター3人にお笑い芸人1人がそれぞれのコンセプトでそれぞれのゲームを作るといった短編ゲームを集めたタイトルです。
須田剛一氏の「解放少女」、斎藤由多加氏の「エアロポーター」、松野泰己氏の「クリムゾンシュラウド」、お笑い芸人による「レンタル武器屋deオマッセ」。どれも一味癖のあるタイトルで、あくまでも個人的意見ではありますが、まとめて評する事は難しいけどとりわけ4つとも気になるタイトルか？　と言われれば、そうでもないかも……という位置付けのゲームでした。

このタイトルの注目どころは、何と言っても「クリムゾンシュラウド」の松野氏です。松野氏のディレクターとしての復帰作としても注目を浴びたわけですが、先にも書いたとおりオムニバスタイトルである、という部分がネックだったのか、もの凄く良い売れ行きになったとは言いがたい結果だったように思います。

管理人も当時、なんでこれらのタイトルをDLタイトルとして切り売りしないの？　と思ったモノですが、先日行われた海外欧州向けのニンテンドーダイレクトにて、言葉通りこれらのタイトルは切り売りされることが発表されました。

……ど、どうしてこうなった？

考えられることを考えてみよう

今回のGuild01の切り売りの件は、管理人が発売当時にパッケージ売りしないと容量が足りなかったのかも？　という可能性をくつがえすかも？　と思えました。あくまでも可能性です。というのも、海外で配信されるのは3タイトルで、「レンタル武器屋deオマッセ」は省かれているからです。……いやまぁ、クリエイターレベルで考えたらそうなってしまうのが必然とも言えますが……。

3DSや任天堂ブランドは、欧州での売れ行きが弱いとされています。ですので、今回欧州でGuild01をそれぞれDLタイトルとして売るというのは、小さいタイトルを少額でいいから買ってもらって、少しでも3DSでゲームをしてもらおうという試みの一環にも思えたりしました。
そりゃまぁ、ユーザーの事を考えたら、オムニバスタイトルをパッケージ売りにするよりも、好きなクリエイターの短編ゲームを買う方が圧倒的に良いというのはわかりきっている話です。すべて好きな人のためにも、まとめて買えばもっとお得、といった風に売ればいいのでしょうしね。

日本と海外の差別化はどっちもどっちだけど……

以前から海外に対してはPCゲーム市場が賑わっているのを羨ましく思う一方で、日本は日本ならではの家庭用ゲームがあるんじゃい！　と思ったりもしています。
ですが、同じ家庭用ゲームといえども、海外と日本の売られ方には違いがある場合があります。
わかりやすいのは今なら話題のWii Uです。日本で言うプレミアムセットは、海外だとニンテンドーランドが付いてきます。ここらへんの話は聞いたことがあると思います。
逆に、ゴーストリコンやキングダムズオブアマラー：レコニングなどの日本で発売された海外ゲームは、海外の有料DLCを最初から含んだ形で販売されたりします。
まぁ、価格差はあるものの、それ相応に似たり寄ったりなのかもしれません。

とはいえど、現行機でパッケージ売りされていたものが、海外だとDLタイトルとして切り売り販売されるというのは、どうにもこうにも複雑な心境になったりします。それが、海外戦略だというのは理解出来るところですが、国内の人達は見ていて余り良い気がしないような気がしてしまいました。……もっとも、海外情報までちゃんと見ている人は少ないと思いますが。
現在、Guild02が企画されているのを思い出しましたが、願わくばそれが出る頃には日本でもDLタイトルとして切り売りしてもらいたいなぁ、なんて思ったりもする話題でした。……そういえば、Guild02の話題がまったくでてこなくなったけど、どうなったのでしょう……？