連載:気まぐれゲーム雑記 第43回:南斗再試拳の使い手ことカラテカが現代に蘇るらしいと言う話題

気まぐれゲーム雑記
第43回「南斗再試拳の使い手ことカラテカが現代に蘇るらしいと言う話題」

カラテカは有りとあらゆる意味で偉大なのです。

作った人がリメイク

日本だと、ファミコン時代に「カラテカ」という素晴らしく時代を先取りしすぎたゲームが発売されました。大体、こんなゲームです。

元はと言えば、海外のPCゲームで外人さんがアップル2で作ったゲームです。その外人さんの名は「ジョーダン・メックナー」。彼はこのカラテカを開発したのちに、今なお続く名作「プリンス・オブ・ペルシャ」を開発し、一躍有名クリエイターに名を連ねる事になるわけですが、初代プリンス・オブ・ペルシャを知っている人がカラテカを見れば、どことなく動きが似ていような気がする、と思えるはずです。

そんなジョーダン・メックナー氏が、カラテカを自身の手でリメイクし、PSNとXBLAで配信されることが明らかになりました。XBLAの紹介ページはこちら。残念ながら、今は海外のみとなっているようです。
しかして、幼き頃にカラテカをやった者としては、この話題に乗らないわけにはいきません。というわけで、今日はカラテカの話題について書いていこうかと思う次第です。

ストーリーを把握しておこう

今回のリメイクにあたって、ジョーダン・メックナー氏は元々のストーリーを尊重するという事が言われていました。
ですので、ここであえて、カラテカのストーリーを振り返ろうかと思います。

大ざっぱなストーリーは、悪の空手家「アクマ将軍」にさらわれた婚約者の「マリコ姫」を助けるべく、空手家の主人公が戦うといったものになります。さらに、主人公が使う空手の流派は「南斗再試拳」といい、この作品が日本で発売されたのは1984年。かたや、北斗の拳が連載開始されたのは1983年。……かなり高度な翻訳作業だったと思えてなりません(北斗の拳にはライバル流派として南斗聖拳が出てきます)。

真面目に見てみよう

冗談はさておいて、本作は結構真面目に作られています。
というのも、シヴィライゼーション4でゲーム音楽史上初めてグラミー賞を獲得した「クリストファー・ティン」がBGMを担当していたりするわけです。仮にもグラミー賞を受賞するような方が参加しているゲームが、ネタ的なものなわけがありません。……たぶん。

他にも、アニメ版「バットマン」のキャラクターデザインで知られているジェフ・マツダ氏が開発に参加していたり、販売元が海外とはいえD3パブリッシャーさんだったり。有りとあらゆる意味で、本当に期待と不安を見事なくらい融合させてくれます。……何とも言い様がないモノを感じてしまいます……。

karateka イメージ

真面目に見たつもりですが、なぜかネタっぽくなってしまった気がしないこともありません。しかし、このご時世に大真面目にカラテカをリメイクしようとして頑張っているジョーダン・メックナー氏には、大いに頑張って本気を出してもらいたいところです。そして、もし日本での配信が決定したらローカライズをする際、主人公の流派はぜひ「南斗再試拳」でお願い申し上げたいですね。

あ、最後にどうでもいい事ですが、竜驤虎視は「竜や虎のように意気が盛んで、権力をもち世の中を威圧すること」だそうです。……威圧感はない……かな……?

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:僕らのカラテカがリメイクだそうです。

しゃきーんさん:……マジで?

しょぼーんさん:マジで。オリジナルを作った人が作るというのだから、こりゃまたスゴイ。周りを固めているスタッフもスゴイし、本当に良いモノができそう。……日本で配信する際は、ファミコン当時のままのローカライズでお願い申し上げ候。

しゃきーんさん:まぁ、カラテカっていったら南斗再試拳だからなぁ……。日本じゃそのインパクトは強いし、ローカライズが大変そうだわ……。日本での配信があり得るなら、だけどな。

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