連載:気まぐれゲーム雑記 第29回:Wii U vs iPhone5といった構図にメディアが飛びつきそうといった話題
気まぐれゲーム雑記
第29回「Wii U vs iPhone5といった構図にメディアが飛びつきそうといった話題」
メディアは関連付けが忙しいのです。
iPhone5の発売日
アップル社より、人気のスマートフォンiPhoneシリーズの最新作iPhone5が発表されました。日本だと、9月21日の発売となるようです。詳しくはこちら。
他にも、iPod touchが発表され、グイグイとソーシャル系のゲーム推しをしています。中々にしたたかな戦略ですね。
一方で、本日Wii Uに関するプレゼンテーションがインターネット中継されます。こちらも、タッチスクリーンである事などを踏まえ、iPod touchやiPhone5と比較されるのは間違いないでしょう。
あと数時間後には始まるWii Uのプレゼンテーションですが、どうやらメディアさんは今も任天堂さんの敵はスマホ関連ゲームであるという認識なんだなぁと思わせる記事があったので、そちらをメインにご紹介したいと思います。
ゲーム専用機か否か
経済・金融関連の情報を扱う企業の一つにブルームバーグさんがあります。名前から察する事ができるとはおもいますが、アメリカの企業です。そんなブルームバーグさんの日本語ページに、「任天堂:専用ゲーム機戦略、年末に正念場 - Wii U対スマホ」という記事が掲載されました。詳しくはこちら。
要約しちゃうと、任天堂はWii Uで3DSの時に起きた赤字を巻き返したい。しかし、Wii Uのコントローラはタッチスクリーンなのでスマートフォンと競合する事になる。Wii Uが成功するか否かで、ゲーム専用機が必要か否かの基準が出来るから、Wii Uはライトユーザーにもしっかりと売れるような人気タイトルが必要となる。あとは価格が気になるところ。
といった感じの記事になっています。
個人的に思う事は、ゲーム専用機がスマートフォンに数で勝てるわけがありません。そりゃ分母が違いすぎます。スマートフォンを持っているからといって、ソーシャル系のゲームをするわけではない、というのもわかりますが、それでもプレイする可能性を考えれば分母が多い方に軍配が上がるのは確実です。
そんな状況でもゲーム専用機を売りたいと思うのは、任天堂さんだからなのだろうなぁと思うのです。
事業の多角化
基本的に、事業は一つの事を極め続けるのも良いですが、多角経営をした方がリスクを分散できます。例えば極端な話ですが、世の中のゲームが禁止されたら、ゲーム機はダメになってもPCはダメになりません。ソニーさんもマイクロソフトさんも、そういう意味では多角経営をしています。
一応任天堂さんも、トランプと花札という伝家の宝刀がありますが、そこまで強いモノでもありませんし……。確かにそういった背景を考えると、赤字になってしまったことを踏まえても、経済業界やメディアさんがそういう扱いをするというのは、何となく頷けてしまいます。……なんとなくですが。
とはいえど、一般ゲーマーな方々にとっては、ソーシャル系の簡易的なゲームと相容れない人も多いでしょうし、そもそも管理人の携帯は未だにガラケーなのでソーシャル系をマトモにプレイしたことがありません。……こんな形で自分の携帯がガラケーである事をカミングアウトする事になるとは思いませんでした……。
恐らく本日、ゲーム業界はWii U関連の情報で賑わう事は間違いないでしょう。そこから経済・金融界では、それが成功するか否かを値段やロンチタイトルから判断して、どうなるか予想すると思いますし、また株価も色々と変動すると思います。
ですが、あくまでも個人的意見ではありますが、昔からのゲーマーとしましては、やはりゲームはゲーム機でプレイしたい、という思いがあります。……PCも高級ゲーム機だと思っていた時期もありますし……。
ですので、Wii Uだけに限りませんが、今後も出てくるであろういろいろなハードが、それぞれ競合し合うことがないように上手く住み分けていってゲーム業界が盛りあがったらいいなぁと、せつに感じるような今日この頃です。何はともあれ、本日のWii Uのプレゼンテーションに期待しましょう!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:本日、Wii Uの情報が出てくると思うからそれに絡めたお話をしてみました。
:ほんと、どうなるんだかドキドキだな。
:価格もスペックも公開されるだろうし、もしかしたらロンチタイトルもでてくるんじゃないかな。ロンチは一番重視しなきゃいけないのは3DSで学んだだろうから、何がでてくるか楽しみにしたいね。
:また経済やら何やらが色んな難しいことを書くのだろうけど、余り気にせず各ハードメーカーさんは頑張って良いモノを作ってもらいたいものだわ。