経営上、かなり窮地に追い込まれ上場廃止寸前までいっているTHQですが、去年日本でも発売されたセインツロウ ザ・サードの拡張パックを発売中止にすると発表しました。以下、抜粋。

突き抜けたカオスで良好なセールスを記録した「Saints Row: The Third」ですが、本日THQが9月リリースを予定していたスタンドアロンの拡張パック“Enter the Dominatrix”の発売中止を発表、開発中のコンテンツを来年登場する“フランチャイズのグレートな続編”に組み込むと明らかにしました。

先日、新社長に就任した元Naughty DogのJason Rubin氏は今回の決定がSaints Rowのポテンシャルを有効に活かす為の選択であることを強調しており、Volitionに対してより多くの開発時間と資源、機会を与えた事に加え、 Enter the Dominatrixのコンテンツを組み入れた新作が良いクオリティとボリューム、経験を提供するフルプライスタイトルになると強調しています。

［情報元・doope!さん］

ビジネス的判断と言うヤツですね。

これは要するに、来年発売予定である何かしらのタイトルにセインツロウ ザ・サードの拡張パックを組み込むようにする、というものです。その新作がセインツロウシリーズなのか、それともオリジナルの完全新作なのかはわかりませんが、新社長であるNaughty DogのJason Rubin氏は、先日もイタリアとスペインの販売部門を閉鎖するなど、かなり大なたを振っています。果たしてこの一手がTHQさんの華麗なる再生への道しるべとなるのでしょうか？　日本でも海外タイトルを出してくれていた馴染みある会社なだけに、いつか日本へ帰ってきてくれる事を期待したいですね！