すでに発売された「俺の屍を越えてゆけ」ですが、無事クリアできたのでレビューしてみたいと思います。
裏京都も頑張りました。
長年リメイクが待たれ続け、ファンの熱い声援を受け待望のリメイクとなり発売された「俺の屍を越えてゆけ」ですが、無事裏京都も攻略できたので(一回ですけど)レビューしてみたいと思います。
以下、ネタバレを含む内容になります。注意して下さい。以下は、レビュー点数の指標です。結構曖昧かもしれませんが、ご参考までに。
レビュー方式は、シナリオ、快適さ、サウンド・グラフィック、独自要素、個人的感想の5項目で行います。
0 – 価値なし
1 – ダメすぎる
2 – 何考えてるのです?
3 – やる気あります?
4 – 圧倒的に足りてない
5 – 何かが足りない
6 – あと一息が足りない
7 – 合格点
8 – 良い方、不満もあるけど
9 – もの凄く良いけど、強いて言えば
10 – 神・文句なし
では、レビューを開始します。
すべての感想は管理人個人のものによるものなので、あくまでも参考程度に留めておいて下さい。
レビュータイトル:俺の屍を超えてゆけ
レビュー項目 | ポイント | |
---|---|---|
シナリオ | 10/10 |
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快適さ | 8/10 |
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サウンド・グラフィック | 7/10 |
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独自要素 | 9/10 |
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個人的感想 | 9/10 |
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総合 | 43/50 |
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シナリオ – 10/10
- シナリオの根底は復讐劇となるので話の好みはわかれるが、シナリオとシステムを見事に融合させているし、非の打ち所がない
快適さ – 8/10
- 基本的にテンポよく進むし、難易度をいつでも切り替える事ができるので時間がない人にも優しいが、時間制限のあるダンジョン内でたまに引っかかる時がある
- どことなくモンハンの報酬に似ているランダでのアイテム報酬が決まる、というのは欲しいアイテムがある場合、アイテムマラソン確定となり人によってはちょっと辛い
サウンド・グラフィック – 7/10
- サウンドは至って普通だが、花は相変らず世界観を演出していて良い
- グラフィックもリメイクにより変わったが、もの凄く良いわけでも悪いわけでもない。世界観に合わせた雰囲気
独自要素 – 9/10
- 長くても2年程度でキャラ達が死んでいくそのシステムは、人間版ダビスタと呼ばれるだけはある
- キャラクター死亡時に辞世の句を詠ませる、というのもキャラを印象付ける一因(ただし、人によっては声優さん要らない、などの意見はありそう)
- 2年程度で死ぬキャラクター達を、育てて生ませて育てて、といった事を繰り返すので、どうやれば上手く育つかがわからないとちょっと辛い(ただし、難易度修正でどうにでもなるケースは多い)
個人的感想 9/10
リメイク作として10年経った今でも、色あせ具合を見事に昇華したゲームです。人間育成ゲームこと、人間ダビスタの名は伊達じゃありませんね。ちょっとアニメーションが古い感じだったりするのは残念でしたが、リメイク作だから個人的には気になりませんでした。あとは、ゲーム内に自分の理想とする一族というのを作り上げてゲームに没頭させる、というこの手法は本当に上手いです。
人間ダビスタなので、キャラを作る意味でのやり込み要素は当然ながら、町を育てたり、前作ファンならではの太照天に挑める裏京都があったりと、やり込み要素も充実です。
強いて言えば、一部の神様が攻略本に付属していたり、ツイッターを必要としたり、ゲーム外のところで入手しなければならない、というのは残念に思います。制作者ならではの思いもあったのでしょうけど、情報を仕入れる事が限定されている人には何とも世知辛い結果だと思いました。
総評 – 43/50
当ブログ開始以来、初めてのシナリオで10点が付きました。これは快挙ですね。評価すべきは、シナリオがゲームを食うわけでもなく、またゲームシステムがシナリオを食うわけでもなく、両者が共にいないと成立しなかったし、ゲームシステムがシナリオを邪魔しなかった、という制作者の絶妙な配慮でしょう。
旧作からのリメイクではありますが、ファンにとっては大変嬉しいゲームでした。また、新規のファンも獲得できたような出来栄えだと思います。人によっては、2年程度でキャラが死ぬからつまらない、という人もいるとは思いますが、昔ながらのRPGファンなら大丈夫だと思います。ファミコン世代、PS世代のRPGファンは必見、ともいえますね。
すでに続編の制作も決定していますし、難易度を変更すればさほど時間も掛からずクリアできると思いますので、和風なRPG好きで、暗い話が大丈夫で、育成ゲーム好きな人にぜひオススメしたい一本でした!
:無事クリアできたので、俺屍のレビューです。
:随分とかかったな。
:色々と併走してまして……。
:ま、とりあえず終わったなら何より。
:何はともあれ良作であるには間違いない、と思います。RPG好きや育成好きなら問題なし。
:ふむ。シナリオに10点とは初じゃないか?
:そーだねぇ。わたくしとしては、ゲームのシナリオってサウンドノベルなどのシナリオがメインなゲーム以外は、ゲームシステムより目立つとウリが消えてダメだと思ってるところもあるから、今回のようなシナリオとシステムが融合した形のゲームは大変よろしゅう御座いました。
:ふむ。シナリオとシステムのバランスの問題だな。
:目立ちすぎず、かといってあっけなさ過ぎず。その案配やさじ加減が難しいんだろうけど、本作は良い加減だったということで。
:でも、根底は暗い話じゃね?
:よくよく考えると暗い話なんだけどね。特に終盤の某ラスボスからのネタバレラッシュは、なんというか色々考えるとエグい。でも、だからこそウケたのかもしれないね。
:なるほどな……。んで、続編ももう発表されてるんだっけ?
:Yes。何年先になるかはわからんけど、昔からのファンとして期待させてもらいましょ。
:はいよ。お疲れ様でした。
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