連載:気まぐれゲーム雑記 第560回:SCE吉田氏「大作ゲームにしか興味を示さない人達は、インディ・ゲームを幾つか試してみた上なのか試してすらいないのかが重要」
気まぐれゲーム雑記
SCE吉田氏「大作ゲームにしか興味を示さない人達は、インディ・ゲームを幾つか試してみた上なのか試してすらいないのかが重要」
やろうとしない人が多そうなのかな? と。
インディーゲームの認知の難しさ
AZです。最近WEB広告に出てくるゲームのジャンルが何でも「RPG」が付くことに、そこはかとない疑問を覚え続けております。
それはそれとして、SCEワールドワイド・スタジオの吉田修平氏が、インディーゲームに対しての役割などを述べています。
インディ・ゲームの存在は、そのような多様性を実現するのに役立っているが、減少傾向にあるファースト・パーティーによるトリプルA作品の穴埋めに過ぎないとする声も一部には挙がっている。
吉田 修平
それが理由ではないが、それが最高のインディ・ゲームも抱えている結果だ。ほぼ毎週、PS4でインディ・ゲームがデジタル配信されている。中には本当に面白くて美しいゲームもあるよ。彼らがPS4向けにゲームを作ってくれているというのは本当に幸運だし、中にはPlayStationで先に発売してくれるゲームもある。我々は恵まれているよ。とても助かっている。
~中略~
(トリプルAゲームが少ないという)不満は耳にしている。大作トリプルAゲームにしか興味を示さない人がいることも理解しているが、私にはそういう人の気持ちが理解できないよ。インディ・ゲームを幾つか試してみた上で興味がないのか、試してすらいないのか。そこが重要な問題だ。PS+で長期間に亘って無料提供した『Resogun』も、全てのPS+会員がダウンロードしたわけじゃないが、あれは本当に素晴らしいゲームなんだ。我々はその答えを見つけなければならない。
[引用元:Choke Pointさん]
言わんとしたい事はわからんでもないですね。
あくまでも私個人の解釈ですが、ゲームを骨の髄までしゃぶり尽くすかのように楽しむ人達にとっては、インディーゲームは新たなる開拓地です。もはや大手では作れないような、クラシカルなゲームから類を見ないモノまで揃っており、ついでに言えばファミコン時代よりも酷いようなゲームさえ存在しています。その中から、話題になったモノをやるもよし、好みのモノを探し出すもよし。自分から動こうとする人は、インディーゲームを楽しめるでしょう。
一方で、インディーゲームは先も書いた通り酷いゲームも多々あり、むしろツマラナイ方が圧倒的に多いです。そういった面を考えると、自発的にゲームをしない人達にとってはインディーゲームが面白いかどうかさえ分からず、それに触れようとも思わないといったところに感じられます。例え無料であれど、少しでも興味がそそられなければプレイしようとは思わないのです。時間は有限ですし。
日本の場合、PCゲーム市場は盛りあがっていませんしインディーゲームもごく一部の人達のみに留まっている印象です。ですが、「艦これ」が200万登録者数いる事を考えると、決してPCゲームそのものが盛りあがっていないという事ではないとも考えております。根本的な部分としては、興味のありどころなのでしょう。
とはいったところで、上記の解釈は私なりのモノであり、結局はSCEが収集しているであろう統計的なデータが最終的な答えを導き出すに違いありません。来年の今頃には、インディーゲームというのがどのように話題を提供している事になるのかを楽しみにしておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:吉田修平氏が、インディーゲームの役割的な事をおっしゃっていたので、インディーゲームの場合ってちょっとやってみようって思う人自体が少ない印象であるよね、とも思うのです。まぁ、印象論ですけど。
:まぁ、興味がないモノは触ろうとしないのが常だろうしなぁ。
:それが良い悪いじゃないんだけど、ハードを売る側としては重要な話なのでしょう。インディーゲームは、尖った独自の面白さがあるとも思うし、昔ながらのファミコン時代を彷彿させるものもあるんだけどね。……で、結局興味を持ってもらうにはどうすべきか、という話に回帰するのだなぁと。
:んでもって、何はともあれ認知してもらうところから始めないといかんっつー事に繋がるのね……。
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