連載:気まぐれゲーム雑記 第460回:王道にこだわった任天堂はイバラの道らしい

気まぐれゲーム雑記
第460回:王道にこだわった任天堂はイバラの道らしい

時代に上手く対応出来るかどうか次第?

まぁ、イバラであるには違いないかも?

AZです。PS4でクッキークリッカーが動くという話題を見て、刹那の如く駆け抜けた謎の連打ゲーは賞賛されても良い気がしました。

ところで、PS4に勢いがあるかどうかがもうすぐ出そうという最中ですが、日経新聞が任天堂についてあれこれ書いています。

任天堂が瀬戸際にたたされている。営業赤字は3期連続。売上高はピーク時の3分の1まで縮んだ。スマートフォン全盛の時代に背を向けた経営姿勢が株式市場の失望を誘い、かつて任天堂にひれ伏していたソフト会社の視線も厳しい。ゲームの王様は復活できるのか。

[引用元:日経新聞さん]

まぁスマホ全盛期とか株式市場の失望とかはさておいて、状況が厳しいのは間違いないことですね。

ついでにちょっと面白いのが

年明けにかけて、ゲームソフト業界の経営者たちや兜町の証券アナリストの間で、ソニーと任天堂の急接近を巡って様々な臆測が広がっていったのだ。

 「犬猿の仲の任天堂とソニーが和解した。次はビジネスで握手するのではないか」

「任天堂の人気キャラクター『スーパーマリオ』がソニーの最新鋭機『プレイステーショ4』で遊べるようになるかもしれない」

[引用元:日経新聞さん]

という論調で書いていて、中々に妄想が捗っているようです。アナリストな方々も、そろそろゲームビジネスと任天堂がどういう会社なのかを理解した方が良いと言わざるを得ません。

ですが、こういった考えを書かれてしまうのも、一概にWii Uを取り巻く現状が非常によろしくないという一言に尽きるでしょう。少なくとも、ある程度好調であればこのように書かれる事もなかったはずです。Wii U持ちとしましては、とりわけ市場規模が縮小傾向にある中で、Wii U GamePadの存在は色んな意味で大きかったとも言える気がしないこともありません。要は、「どういった層が縮小したのか」が重要なのです。……とりわけWiiで築き上げたカジュアル層、ですかね? 実際はよくわかりませんけど。

また、中堅ソフトメーカーとやらが

低迷の理由は、スマホで楽しむゲームが予想以上のスピードで広がったことだけではない。あまりに残酷な結末は、発売前から分かっていた必然だったのかもしれないのだ。

 2012年末の発売前、ある中堅ソフト会社の首脳は、任天堂からWii Uについて事前に説明を受けたが、思わず毒づいたことがあったという。

 「こんなハードにうちのソフトは出したくない」

 任天堂が考えていたWii Uの構想があまりに独特で、ソフト会社として付き合うにはリスクが高すぎると考えたのだった。Wii Uの最大の特徴は、タッチパネル方式の液晶画面を搭載した大型コントローラー「ゲームパッド」を使って遊べること。しかし、テレビ画面と手元のパッドの画面の2つで楽しむゲームソフトをつくろうとすれば、開発作業は複雑になってしまう。このゲームソフト首脳は「うちだけじゃない。欧米の会社からも、そっぽを向かれているよ」とまで話す。

[引用元:日経新聞さん]

とまで語っているようで、どの中堅なのかは非常に興味があります。まぁ、確かに「Wii U GamePadで新しいゲーム体験を!」と言われるよりも、「すでに体験済みで構わないから、そこから新しい何かをくれ」というプレイヤー層の方が中堅としては狙いやすいでしょう。要はFPSならTitan fallでいいわけですし、2Dハクスラならドラゴンズクラウンでいいわけですし、殺戮ゲームならHotline Miamiでいいわけです。どういった中堅なのかはわかりませんけど、中堅メーカーのタイトルを買うプレイヤー層はカジュアルじゃないということくらいは明確ですからね。

この部分の話は、Wii U GamePadを使ったゲーム体験が作り上げる予定だったであろう市場に中堅が難色を示したという事以外なにものでもなく、だからこそ任天堂はWii U GamePadの存在意義を示すようなゲームを作る事を最重要課題と定めたとも言えます。あとは、Wii U GamePadの事さえ気にならなくなるくらいのホームラン級タイトルが今のところ無い、という現状も問題がありそうです。目下、マリオカート8はホームラン級になるのかどうかが期待されていますが、どうなるのかは多くの人が固唾をのんで見守っているところでもありましょう。

少なくとも、Wii Uをどう盛り返すのかは現状の数字だけをみればかなりイバラの道であるという雰囲気はわかります。ですが、最近の任天堂は王道のままというわけでもなく、やっとID制に移行したりダウンロード販売に力を入れるなど他社に比べれば随分と遅いですが、それ相応に対応している事も間違いありません。その変化が遅いという事が今後どれくらい影響するかはわかりませんが、より良い方向へ進んでいって欲しいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:任天堂がイバラの道を歩んだって感じの記事があったけど、まぁWii U GamePadをどうするかってのが一番厄介な問題かなぁと。

しゃきーんさん:まぁ普通のゲーム好きなら、普通のコントローラが欲しいもんなぁ。

しょぼーんさん:そういうことだね。それだけで随分印象が違う気もするけど、Wii U GamePadをどうするのかっていうのも見守っていきたいもんですな。……今年は多少なりともWii Uを活躍させたいもんですなぁ……。

しゃきーんさん:そう思えるタイトルが出て来ないと始まらないってところなんだろうな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第460回:王道にこだわった任天堂はイバラの道らしいに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (3)

名無しのゲーマーさん

普通のコントローラーでゲームさせてもらえればそれで十分なのです

名無しのゲーマーさん

Wii Uのコントローラーは見た目すごく重そうなんだが、箱○やPSと比べて握り心地や操作性はどんなものなんだろう?

AZ@管理人

Wii U GamePadの重さは、私にとってはそこまで重たくないし握りにくいわけじゃないんです。
でも、でかすぎて邪魔っぽいイメージがすごいのですよね。実際、あのコントローラで連打するような自分は想像し難い。そういう意味で、操作性には難があるかもしれません。
……普通のコントローラで構わないのですけどねぇ……。(´・ω・`)

記事にコメントを書く