シリーズ初となるブラウザゲームを出すなど一つのプラットフォーム展開ではなくなって来ているドラクエシリーズですが、「ドラゴンクエスト」から「ドラゴンクエスト8」までと、ドラクエモンスターズの新作「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」がスマホで配信決定しました。

これまた、本気度が凄いですね。

ドラクエ10がオンラインゲームという性質上PCでも発売されたのは記憶に新しいところですが、ドラクエ8はPS2で出たタイトルです。今回の一件は、PS2と同等の表現がスマホでも可能という事がはっきりとわかる内容です。また、ドラクエモンスターズの最新作をスマホで出すというのも、従来のユーザー層から別の部分へ移そうとしているのか、もしくはさらに広げようとしているのかどうかが注目でしょう。

スクエニさんは以前行われた株主総会で、スマホに注力して業績を改善していくといった趣旨の発言をしていました。その通りの行動でもあり、またスクエニさんの本格的なスマホへの進出という事も見て取れます。

こういったアプローチをしてきたのは、様々な部分に原因はあるでしょう。今までゲームをしていた人達の生活の変化や、年齢があがった事。開発費の高騰や資金繰りが難しくなっている事。他には、純粋に多くの人が面白いと思えるタイトルが作れなかったり、続編だらけで新鮮味がなくなった事なども挙げられるかもしれません。……いやまぁ、単なる憶測ですけど。

ドラクエ1～8まではスクエニさんが今までよくやっていたリメイクとさほど違いはないわけですが、最初にも書いた通りPS2レベルのモノならスマホでも可能という事にもなり、こういった行動が今後加速するのかどうかがポイントになりそうです。今回の一件は色々と思うところがある人達も多いことでしょうが、ゲーム業界が間違いなく変化しつつあるのが目に見えてわかるような一件でした。今後のスクエニさんには色々と注目しておきたいものです。