ルーファス様との旅行から帰ってきた私、ピアに待っていたのは、第二弾の発掘旅行。しかも親友エリンの花嫁修業の付き添いとして！　浮かれる私だったけれど、エリンの母親が乗り込んできて最悪の状況に。しかも夫人は、化石の取引問題にも影が差す怪しい男と関わっているようで……？

貴族らの勢力を抑えて、王太子シルヴェスターと並び立つため、大人しく勤めを果たそう──そう心に決めるも、周囲では家畜やペットが行方不明になる不可思議な事件が発生していて....？　婚姻提示の夜会へと向け、恐ろしい思惑が渦巻き始める！

“幻の果物”に着想を得た領主代行ペイスは、魔力（ピー介のフン）を使った肥料開発に没頭中。農地改良を進めるも、その畑のカカオから作ったチョコレートに“若返りの効果”があると判明したから、さあ大変！　国王に献上したことで、日頃から対立する王妃派と側妃派が相手よりも多く確保しようと激突。

とある人物との面会を待つ間、魔法学院の馴染みの教授に会いに行くことにしたリゼル。しかしそこで周囲を巻き込んだある事件が起こってしまう。リゼルは事件解決のため、サルスの中枢である城へ最強の三翁とともに向かうことに。彼の頭の中では刻々と、誰にも悟らせない様々な目的が、何重にも張り巡らされていく――！

はるばる王都までやってきたのはトマト様の布教のためであった！　トマト様の輸送用缶詰を探すルークだが、思わぬ障害で頭を抱えることに。ところが、ふと訪れた工房に元の世界でおなじみの「アレ」が眠っていて……!?

『死神騎士』と呼ばれる英雄ランスロットは、戦勝の褒賞として、ただ一人の女性を欲した。きっかけこそ、彼女の<祝福>である<運>を求めての契約婚だったものの――。強面でぶっきらぼうな自分を初対面から全く怖がらないエメリーンに、ランスロットは本気で惹かれていき……？

早速寂しげな姫に懐かれ、兄弟の心を汲み取って仲を取り持とうとすることになる。ところが、姫を思うあまり暴走するぬいぐるみの魔物に「お友達候補」として目をつけられて魔法をかけられてしまいーー？

桐也の叔父貴の雪臣から、愛娘を預けたいと依頼が入る。雪臣の娘の椿は愛らしい園児でありながら、そこは極道のお嬢。賢く毅然とした振る舞いに、さすがの桐也や子分たちも翻弄されるばかり。菫はなんとか歩み寄ろうと、奮闘することになり……!?

ソーニャはニか月後の婚姻式典に向け《妃教育》を受けることに。　後宮で出会った人々の力を借りながら、皇帝のために頑張るソーニャ。その一方、エルクウェッドも彼女をどうしたら幸せにできるのかと頭を悩ませていて……？