連載:気まぐれゲーム雑記 第1086回:Steam Spy調べでは、Steamで配信されている4割近いタイトルが2016年に出たモノだそうです
競争が激化した先にあるモノは?
「自分」に合う良作というのは、色んな形で探すのが良い
AZです。師走とは言いますが、走る余裕があるのなら手を動かせ、といわんばかりのスケジュールで動いています。
それはさておき、PCゲーマー御用達なSteamですが、そのSteamのデータを収集し公開している第三者のデータベース“Steam Spy”調べとして、Steamで配信されている4割近いタイトルが2016年に出たモノである事が公開されています。
38% of all Steam games were released in 2016 pic.twitter.com/JiX2pt6JhB
— Steam Spy (@Steam_Spy) 2016年11月30日
これまた、なかなか興味深い話ですね。
今回のデータは、DLCやゲーム本編などユーザー数が記録されていないモノは除外した上での計算ということで、全体の38%が2016年に発売されたタイトルとなっています。新作が定期的どころか、かなり大量に出ている事を示唆する情報なわけで、一大プラットフォームとして急成長した事を見せつける結果とも言えます。
ここまでくると、“ゲームがない”という状況になるわけもないSteamなわけですが、逆に競争の激化が懸念されるところにはなります。もちろん、価格の優位性みたいなモノは多少あるでしょうが、それはもはや余り強い意味を持たず、話題性などのPRも結構重視されていく事になりそうなところでしょうか。もちろん、そこには駄作と言えてしまうようなモノから秀作と呼べるモノまで多くが並んでいるので、どういった価値を見出す人が多いのか、が勝負にはなるとも思いますが。
また、日本の場合は、「日本語が使えるか否か」という視点で見ている人がそれなりにいるようで、言語が対応しているか否かは大きなアドバンテージになります。シューティングなメーカーや中小メーカーもジワジワとSteam参戦を果たしていますし、日本市場でどういった位置付けになるのかはまだまだ見ておきたい部分の一つとも言えそうです。
完全新作やインディなどがどうやって勝負していくのかも考えていかないといけない雰囲気もあるSteamですが、日本市場では今後どれほど伸びていくのかも注目される事になります。今後とも、色んなメーカーがSteamにも参入する事を期待したい限りですね。
:Steamで配信されている4割近いタイトルが、2016年に配信されたタイトルらしいぞーってなお話です。
:そりゃまた、ずいぶん多いな。
:それだけPCゲーム市場が復活したと見ていいんじゃない? その裏には、インディーの台頭やら何やら色々あるとは思うけど、PCゲーム市場って日本だと日陰の存在だったし、今後はスポットがあたることを期待したい限りだね。……インディーは、それを足がかりに家庭用機へと進出できるだろうし!
:ま、日本でもPCゲーム市場がちゃんとした市場だと認識されるのは良い事だろうよ。各メーカーの対応もかわってくるだろうし、な。