連載:気まぐれゲーム雑記 第983回:中国が外国企業のコンテンツ配信を3月10日から禁止するそうです
一寸先は闇な中国っぽい感じ
色々と波がありそうな中国市場
AZです。アキバビジネスの専門学校なるモノが爆誕するというニュースを見て、同人誌専攻は締め切りの厳しさやサークル内トラブルについてや著作権法についてを教えてくれるのだろうか? とか、そういえばプロゲーマーを育成する専門学校はプロゲーマーを育てる事ができたのだろうか? などと疑問が尽きない今日この頃を過ごしております。
それはさておき、中国が外国企業のコンテンツ配信を3月10日から禁止するといった話題が出てきました。
中国は、外国企業のインターネットコンテンツ配信を禁じる規定を現地時間2016年3月10日より施行する。中国の放送規制当局である国家新聞出版広電総局と中国工業情報化部が先週、共同で発表したと、複数の米メディア(New York TimesやForbes、Digital Trendsなど)が報じている。
新たな規定では、外国企業、および外国企業と中国企業の共同事業や合弁会社は、テキスト、地図、ゲーム、アニメ、オーディオ、ビデオといった様々なコンテンツをオンライン配信することが禁じられる。電子化された書籍や、芸術・文芸作品なども対象に含まれる。
中国資本の国内企業と提携すれば、コンテンツ配信を行うことができるが、その場合は事前に政府当局の認可を得る必要があり、サーバーやストレージシステムを中国本土に置くことが求められる。
[引用元:ITpro]
流石ですねぇ……。
中国といえば、2015年にゲーム機を解禁したばかりでPS4やXbox Oneも進出を果たしている市場なわけですが、今回の規制はゲーム以外にもアニメや電子書籍などの娯楽が影響を受けることになります。やはり懸念されることは、中国進出している企業にどれほどの影響があるか、という点でしょう。
元々難解な中国市場ですので、リスクを考慮すればコンテンツを配信する場合はだいたい中国の現地企業と提携しているところが多い事も予想できます。そのような場合は、コンテンツ配信の際に「政府当局の認可を得る」だけで良いので、上記の影響をそこまで強く受ける事にはならなさそうという考え方もできなくはありません。ですが、提携していない場合の影響はそれなりに大きい事も予想されるところにはなりましょうか。まぁ、コンテンツ配信については元々暫定的に上記のような流れだった気がしないこともないわけですが……。
今回の一件で、それなりに中国市場に対する懸念が生まれたのも間違いないです。進出のためのハードルも上がった様には思えますし、今後アジア市場が大きくなるとされていただけにその一角である中国市場がどういった変化をするかには注目しておきたいモノがあります。
色んな意味でらしいと言えばらしい規制ではありますが、はてさて数年後にはどういった市場が形成されることになるでしょうか? しっかりとウォッチし続けておきたいモノですね。
:中国が外国企業のコンテンツ配信を3月10日から禁止するぞーってなお話です。
:そのコンテンツに、ゲームやアニメ、電子書籍等々の娯楽に関わるモノが含まれてるってことか。
:そゆことっすね。まぁお国柄そういう事をしたいのだという事で、そういったリスクを踏まえてでも中国に打って出たいか否かという話になってきそうな予感はするかな。……日本でも「おま国」なる規制がありましてですね……。
:……それはもう企業の都合としか言いようがねーわ……。