連載:気まぐれゲーム雑記 第778回:TGS2015のインディーゲームコーナー出展は、今年も無料になるようです

気まぐれゲーム雑記
第778回:TGS2015のインディーゲームコーナー出展は、今年も無料になるようです

インディーゲームを率先してやるような人が増えて欲しい

サポートする姿勢はよし、あとは宣伝である

AZです。先日はエイプリルフールでしたが、嘘か真か色んな情報が入り交じりすぎて非常に疲れる一日でした。私のデスマーチも嘘になれば(なかったことになれば)良いと思います。

それはそれとて、TGS2015でもインディーゲームコーナーへの出展はSCEJAがスペシャルスポンサーになる事が発表されております。

2013年に新設したインディーゲームコーナーは、世界中のインディペンデントゲーム開発者から多くの注目を集め、昨年は310もの応募の中から選考の結果、17カ国・地域の68団体が出展しました。

~中略~

昨年に引き続き、両企画のスペシャルスポンサーにはソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(以下、SCEJA)が決定しました。

SCEJAは、インディーゲームコーナーにおいて、応募の中から事務局の選考により出展が決定する「タイプA」の出展料金(4日間出展=99,900円、一般公開日2日間出展=32,400円)を全額サポートします。これにより、本コーナー(タイプA)の出展料金は無料となります。

[引用元:TGS2015(PDF)]

ついでに、条件は次の通り。

出展できる団体資格

  • 出展しようとする団体の年間売上について
    法人:5000万円もしくは50万USドル程度以下であること
    個人:1000万円もしくは10万USドル程度以下であること
  • 出展しようとする団体が法人の場合、資本的に独立していること
    (例えば、大手ゲーム会社の資本が入っていないこと)

出展できる作品

  • 完全オリジナルなゲーム(二次創作コンテンツは許諾の有無にかかわらず出展できません)
  • 応募者が開発の権利を有するプラットフォーム向けに制作されたもの
  • CESA倫理規定、CERO倫理規定に準じたもの、かつ以下のいずれにも相当しないもの

[引用元:TGS2015

ちなみに、今回の出展条件も2014年と同様のモノになっています。PSプラットフォームで東方の二次創作タイトルがでてきているあたりを見ると、「二次創作コンテンツは許諾の有無にかかわらず出展できません」の文字は中々に面白い物がありますね。

SCEJAは、昨年に引き続きスペシャルスポンサーになるわけですが、昨年から見るとその「インディーゲーム」なるモノが日本でどの程度話題になっているのか、というのは何とも未知数なモノがあります。話題になったのは、PS4向けとして出た「アスタブリード」「クロワルール・シグマ」くらいでしょうか。いや、私自身は両方とも好きですし、他にもPCで「Torquel」や「巫剣神威控」なんかもプレイしてますけど、インディーゲームなるモノが話題になっているような雰囲気がイマイチ読み取れない日本においてどれくらい話題になるのかと言われたら、何とも言葉に詰まってしまうわけです。

日本のインディーゲームをPLAYISMがパイプ役としてPSプラットフォームで展開をしていますが、インディーゲーム自体がPC市場やコミケといった場所から始まってくる以上、そういった市場に興味がある人の方が多くなってしまうのは仕方がないでしょう。PS4やPSプラットフォームでインディーゲームをやりたいという人がどの程度いるのかが未知数、というところなのかもしれません。

その一方で、SCEJAやスパチュンあたりは、かなりインディーゲームを日本へ持ち込もうという動きを見せています。特に、「ローグ・レガシー」を完全ローカライズで持ち込もうとしているのは賞賛に値すると言っても良い。というか、アレについてはもっと宣伝しても良い様な気はするのですが、これもまた「洋ゲーは日本じゃ売れづらい」と同じ理論に映ってしまうのも否定しがたい。結局は、どんなタイトルであれ「どうやって良作である事を誰が、どのように知らしめていくのか」が課題な気はしております。

以前から、そこはかとなく言われているような気がしないこともありませんが、日本のインディーゲームと呼ばれるモノを宣伝していくには、わかりやすいくらいの広告塔的な存在が必要不可欠に思えてなりません。SCEJAも頑張って動いてはおりますが、はてさて日本のインディーゲームなるものが家庭用機で流行るような未来はあるのか否か。当ブログとしましては、草葉の陰から応援させて頂きたく思います。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:TGS2015もインディーゲームの出展は無料になるぞーってなお話です。

しゃきーんさん:なんだかんだと頑張ってるな。

しょぼーんさん:インディーゲームって、良くも悪くも尖っているから面白いのだと思うのですよね。開発側が、ソレが好きだから作ってるってのが伝わりやすい。でも、発売ハードをとりあえずPCに定めるしかないから、PCゲーム市場が大きくない日本だと難しい環境なのだとも思う。……インディーゲームを漁って、良作が見つかった時の感動といったらありゃしないとも思うのだよねぇ。

しゃきーんさん:そもそも、そういう事をする人達そのものが少ないとは思うがな。

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しょぼーんさん

しゃきーんさん

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