連載:気まぐれゲーム雑記 第775回:ValveがSteam VR用ヘッドセット“HTC Vive”を一部の開発者に向けて無償提供するそうです
気まぐれゲーム雑記
第775回:ValveがSteam VR用ヘッドセット“HTC Vive”を一部の開発者に向けて無償提供するそうです
酔わなければ、それで良い
VRやARは未来のゲームとなり得るか?
AZです。VRの文字をみると、どうしてもバーチャルボーイが頭を過ぎってしまうくらいにはかつてバーチャルボーイを所持していた勢の人間です。
それはさておきまして、ValveがSteam VR用ヘッドセット“HTC Vive”を一部の開発者に向けて無償提供すると予告しているそうです。
VRデバイスとして大きな話題となったValveとHTCのSteam VR用ヘッドセット“HTC Vive”ですが、新たにValveのフロントマンDoug Lombardi氏がArs Technicaのインタビューに応じ、一部の開発者向けに“HTC Vive”を無償提供すると説明。早ければ来週にも新たな情報と申し込みフォームを用意したサイトを開設すると明らかにしました。
Doug Lombardi氏は、申し込みを経て認可された大小のデベロッパに対する“HTC Vive”の提供が“少なくとも当面のあいだ”は無料で提供されると述べ、前述した申し込みの受付を経た第1陣の出荷が今年春を予定していると説明しています。
[引用元:doope!さん]
Valveも結構本気ですかねぇ。
少なくとも、かつては多くのメーカーが「新しいゲーム体験」なるモノを提供しようとしましたが、結果として上手くいったタイトルはそう多くもないような印象はあります。結局のところ、すでにゲーム好きは自分の好きなゲームジャンルを把握していますし、そのジャンルに没頭しているのが一番だというのもわかっているからでしょう。
一方ゲームジャンルでのVRが注目されているのは、「新しいゲーム体験」を提供できる可能性が非常に高いという点です。圧倒的に違うと言われている没入感は、FPS等々で活躍するのは言うまでもありません。ゲームジャンルは今までのモノとそう変わりそうもないのは見えていますが、VRだからこそ可能となる没入感やコミュニケーションはゲーム以外の分野でも活躍が期待できます。
Facebookの「Oculus Rift」、ソニーの「Morpheus」がVRの話題を引っ張る中で、Steamがここぞというタイミングでの発表をしたわけですが、そのVRを一部の開発者達に対して無償提供するとなると、やはりそれなりに力を入れていく事が窺えます。元より、PCであるならばスペック的な問題もクリアできそうですし、あとはどの程度の品質になっているか次第な気がしないこともありません。
VRやAR、クラウドなどといった新しい技術は、当然ながらすべて上手くいくとも限らないわけですが、ゲームと融合することでどういった変化を見せるのかは注目どころでしょう。今後、どのジャンルが話題になっていくのかは生暖かく注視しておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ValveがVRを無償提供するといってるそうで、VRは三つ巴になってそれぞれに本気度がユルッと見えてて良いなぁと思うわけです。
:実際、どれくらい話題になるのかねぇ?
:結局、価格帯とかそこらへんの問題になるんじゃない? 普及しないことには、ゲームでビジネスしたい人達が始められないからねぇ。でも、こういった最新技術が話題になるのは良い事だし、Valve等々含めVRは頑張って欲しいジャンルだとも思っておりますよ。……わたくしの場合、酔うか否かが全てですけどネー。
:……まぁ、そればっかりはどうにもならんわなぁ……。
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