連載:気まぐれゲーム雑記 第727回:証券会社役員曰く、任天堂に対し「それ以上の成長を期待するのは難しい」

気まぐれゲーム雑記
第727回:証券会社役員曰く、任天堂に対し「それ以上の成長を期待するのは難しい」

2~3年はじっくり準備期間……でしょうか?

売れる時期と売れない時期があるのはハードメーカーの定めでもある

それはさておき、先日任天堂の2014年度第3四半期決算が発表されましたが、それに対し証券会社“いちよしアセットマネジメント”の秋野充成執行役員が、見解を述べています。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、今期の営業利益予想が下方修正され、市場予想も下回ることを批判。任天堂には熱心なファンがいるものの「それ以上の成長を期待するのは難しい」と述べた。

[引用元:ブルームバーグ

まぁ、現実的な意見ですかね。

そもそもに、任天堂らしい業績なるモノが営業利益1000億とかなんだとか、世界市場の動向を見ていないかのようなハードルが設定されている時点でアレなわけですが、それを目標と定めるのは良しとしても、1年やそこいらでそこまでいけるとは誰も想定していないでしょう。そういった意味では、現時点でこれ以上の成長を望むのは難しいという見解になるのも当然ではあります。むしろ、下方修正ながらに利益は出せている事を良しとしたいところにはなりましょうか。

日本の家庭用ゲーム機市場におけるシェアは、任天堂ハードとPSハードが交互にTOPを争う形になっていました。今回はWii Uがシェアを伸ばせず、PS4が世界的に躍進を果たしたわけですが、そのような今の情勢を見るに、今後は2~3年かけて3DSやWii Uの次なる一手を仕込んでくるような気はしています。

また、スマートデバイスについては活用して任天堂ハードへ繋がるような何かを用意しているとは以前から語っていました。そこらへんの事についても、

スマートフォンでゲームをする人も増えているが、任天堂は自社のゲーム機だけにソフトを供給している。岩田社長は、スマートデバイスの活用についてはいろいろ準備をしているとし、今年前半に具体策を明らかにすると話した。また「ゲーム的な要素が一切ないと言っていたら、任天堂の強みは生かせない」とも述べたが、詳細については明らかにしなかった。

[引用元:ブルームバーグ

と書かれています。ちょっとしたミニゲーム的なものになりそうというのが大勢を占める憶測ですが、本当にそのようになるのかは大きな見どころにもなりそうです。流石に、指をくわえたまま時代の変化に対応しないというわけはないでしょう。YouTube向けのアフィリエイトなどは、その第一歩とも言えます。

あくまでも個人的見解ですが、任天堂は当分は厳しい情勢に晒されながらも我が道を突き進んでいくような気にはなります。他にもQOL事業など新しい要素も出てきたりはしますが、多少時間が掛かってでも次に繋がるようなアプローチを期待したいものですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:任天堂は色々厳しいながらに、なんやかんやと今のところWii Uと3DSという2つのカードで頑張ってるんじゃね? とは思うわけです。

しゃきーんさん:まぁ、どの程度の結果を任天堂に期待しているのかっつー事にもなるがな。

しょぼーんさん:そこらへんは、予測を出した以上それを基準に考えるのが普通だね。今やれる精一杯をやったけど、下方修正せざるを得ない結果だったのだから、そういう物言いが出ても仕方はなし。まぁ、ほんと黒字化はキープしているのが幸いだとも言えるけど。……仕掛けてくるのは、来年のE3とかそこらへんかねぇ?

しゃきーんさん:今の時代、早い段階での発表は風化しやすくなってるから、発表から発売まで一気にやってくるかもしれんなぁ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第727回:証券会社役員曰く、任天堂に対し「それ以上の成長を期待するのは難しい」に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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