気まぐれゲーム雑記
第724回：マイナビが実施した「最新技術でリメイクして欲しい名作アンケート」で気になった事

どれくらい有用なのかがイマイチわからないけど、これもまた一つの答えという事で。

リメイクも盛り上がらない時代？

AZです。「レジェンドオブレガシー」は、人によって温度差が激しすぎるのが面白いのだと理解がジワジワと進んでおります。

それはそれとて、マイナビが運営している社会人1年生向けの情報サイト「フレッシャーズ マイナビスチューデント」で「最新技術でリメイクして欲しい名作」についてのアンケート結果が公開されています。結果と気になる部分を引用します。

社会人500人に「現在のクオリティーでリメイクしてほしいゲームがあるか」を聞いてみたところ、76人が「ある」と回答しました。この76人に、それはどんなゲームタイトルなのか、またその理由を聞いてみました。回答の中からピックアップしてご紹介します。

• 『スーパーマリオサンシャイン』(ゲームキューブ)
• 『ハローキティのビーズ工房』(ゲームボーイ)
• 『魔界村』(ファミリーコンピュータ)
• 『カービィのエアライド』(ゲームキューブ)
• 『ドラゴンクエスト』(ファミリーコンピュータ)
• 『ファイナルファンタジーVII』(プレイステーション)
• 『高橋名人の冒険島』(ファミリーコンピュータ)
• 『双界儀』(プレイステーション)
• 『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』(プレイステーション)
• 『キングスフィールド』(プレイステーション)
• 『ヴァルキリープロファイル』(プレイステーション)
• 『幻想水滸伝II』(プレイステーション)
• 『ガンハザード』(スーパーファミコン)
• 『スパルタンＸ』(ファミリーコンピュータ)
• 『スペースハリアー』(メガドライブ)
• 『くにおくんシリーズ』(ファミリーコンピュータ、他)

［引用元：フレッシャーズ マイナビスチューデント］

タイトルはともかくとして、人数が半端なく少ないですねぇ。

マイナビですので、どちらかと言えばゲームを余りしない層に対してのアンケート結果である事が窺えます。ですが、そもそも500人に対してリメイクを望む声が76人しか居なかったというのは、なかなかに興味深い。そりゃまぁ、それだけ少なければ「ハローキティのビーズ工房」がラインナップされてもおかしくはないわけです。イマジニアの底力を垣間見た気がします。……いやまぁ、私の中でイマジニアと言えばセンシブルソフトが開発した「メガロマニア」の印象になってしまうわけですが。

話を戻しまして。先に書いたとおり、今回のアンケートがいわゆるゲームを余りしない一般の人達を含めたアンケートなのか、それともある程度きちんと厳選したアンケートなのかで価値も大きく違うわけですが、何だかんだ言われながらも、大半のメーカーはしっかりと「売れ筋」のリメイクを出しているという現状があります。最も、リメイクされるモノはブランドとしての価値やそれにかけられるだけのお金等々、メーカーはあらゆるビジネス要素を計算しながらソロバンを弾くので、今の時点でリメイクが出ないモノというのは採算が合わないからという部分が大きいという事なのでしょう。

最近では、リメイクとまではいかないけどとりあえず綺麗に作り直した、HDリマスター版を発売するようなケースが増えています。とはいっても、リマスター版もリメイク版と同じく大抵1度作ってしまうと当分使う事はできなくなります。いやまぁ、同じタイトルを何回使い回したか？　論争をしてしまうと、どうしてもスクエニとかカプコンとかファルコムらが参戦せざるを得なくなり、何となく混迷を極めてしまいそうな話になりますが、リマスター自体は悪いモノではありません。その時代にあった最適化というのは、プレイヤーがいる以上やっておいた方が良いのです。

リメイクを望んでいる声自体が少なそうなアンケート結果ですが、ともなると新作への期待が出てくるのも道理ではありましょうか。日本の家庭用機の元気がないと叫ばれる昨今ではありますが、各メーカーのリメイク等々を含めた一手を期待したいモノですね。