連載:気まぐれゲーム雑記 第706回:「428」や「タイムトラベラーズ」のイシイジロウ氏が独立、フリーランスが増える時代?
気まぐれゲーム雑記
第706回:「428」や「タイムトラベラーズ」のイシイジロウ氏が独立、フリーランスが増える時代?
フリーランスは大変なんだぞ!
ただひたすらに健闘を願いたい
AZです。「WEB上は年末年始なんぞ関係ないのだ!」という金言を賜りました。
それはそれとて、「428」や「タイムトラベラーズ」などアドベンチャーを作り出した事で知られているイシイジロウ氏が昨年独立していた事を発表しています。
あけましておめでとうございます。イシイジロウ、2015年は年男です。実は昨年サラリーマンを卒業、独立を致しました。2015年からはフリーのクリエイターとして色々と挑戦していきたいと思っています。皆さんよろしくお願いいたいます。 pic.twitter.com/i8p6OuNI3M
— イシイジロウ (@jiro_ishii) 2014, 12月 31
つーか…年が明ける瞬間も脚本書いていたよ。フリーランスって大変だよ。笑。でもPerfumeのドローンには驚いたよ!
— イシイジロウ (@jiro_ishii) 2014, 12月 31
大変ですよね!
フリーランスでの仕事を請け負った事がある身としては、フリーランスが大変だと言うのは同意せざるを得ません。フリーランスは、何の後ろ盾もなく企業からの保証もありませんので。自身の能力のみが問われる仕事のスタンスとも言えます。要は、フリーランスなら自由に行動ができるという事です。いや、「金さえあれば」ですけど。
イシイジロウ氏は、昨年Kickstarterにて自身が原作を務めるアニメ「Under the Dog」のキャンペーンを成功させています。その頃からすでに退社していたような事にもなりますが、とどのつまり「企業に所属していてはできない事をしたい」から独立するわけです。頭の固い企業が多いなんてことは周知の事実ですし、この流れはかつてレベルファイブに所属しながら退社した松野泰己氏や、元カプコンの稲船氏も似たようなものと想像できます。
大企業からフリーランスに転身して行動をするクリエイターが増えるという現象は、その昔あったゲーム業界再編の時にも起きた事です。ですが、今はあの頃よりもインディゲームや個人レベルでのスマートデバイス向けタイトルなど活路を見出しやすい部分があるという事でしょう。そういう意味では、しっかりと著名な方でやりたい事に賛同してくれる人達がいるならば、その道を突き進むクリエイターも少なくはない時代なのかもしれません。
もっとも、日本においては経営志向が強いクリエイターやサラリーマン気質な方が多いのも事実です。決してそれらが悪いとは言うつもりは毛頭ありませんし、むしろ生活の保証をしてくれる企業に所属して生きていくのは至って当たり前。むしろ、独立してクリエイター気質な生き方をする方が圧倒的に大変だというのは、想像に容易いでしょう。2015年は、フリーランスとして多くのタイトルを発表する予定らしきイシイジロウ氏の活躍を期待しておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:レベルファイブに所属してたイシイジロウ氏が独立してたよーってなお話です。
:レベルファイブは、どちらかというと日野社長のワンマン感はあるよな。
:松野氏の動きをみてるとそんな感じかな。まぁ、クリエイター気質が強い人は企業の枠に囚われず、色々とやりたい事をやって欲しいとは思うよ。……生活していく上でお金を稼ぐってのはどうしても大切な事なんだけどネー。
:稼ぐ事と作りたいモノを作る事を両立しないといけないってのが、フリーランスの大変なところではあるよな。
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