連載:気まぐれゲーム雑記 第685回:ソシャゲ協会ことJASGAがCESAに吸収って数日前の話だけどさほど話題にならなかった気がする
気まぐれゲーム雑記
第685回:ソシャゲ協会ことJASGAがCESAに吸収って数日前の話だけどさほど話題にならなかった気がする
業界に影響はあっても、協会に影響力はなかった
スマートデバイス市場もずいぶん戦場化してきました
AZです。鍋は大勢で囲んで食べる物、という風潮をどうにかして変えてやりたいというドス黒い気持ちがあるのは否定できません。
それはさておき、東洋経済オンラインにてソシャゲ協会が消滅したという記事が掲載されています。
「発展的な解消であり、新たな第一歩を踏み出したと考えています」
今月2日、来年4月に合併すると発表したコンピュータエンターテインメント協会(CESA)とソーシャルゲーム協会(JASGA)。CESAがJASGAを吸収する形となるため、JASGAは設立からわずか2年余りで消滅することになる。
会見の席上でJASGAの共同会長を務めるディー・エヌ・エー(DeNA)の守安功社長は冒頭のコメントを述べ、「(JASGAの)発足当初と比べて、消費者センターからの問い合わせは4分の1以下に減少している。活動は一定の成果を収めた」と合併の理由を説明した。
~中略~
CESAの鵜之澤会長は、「2人(グリーの田中社長とDeNAの守安社長)が登場し、ゲーム業界に殴り込みじゃなく、新しい風を吹き込んでくれた。基本無料でマネタイズなどのIT業界でのノウハウを使い、ゲームから離れていたライトユーザーを取り込んだ」と評価する。が、今ではそのライトユーザーの多くがスマホゲームへ流れている。発足から2年半で消滅することになったJASGAの存在は、スマホゲームを取り巻く速すぎる環境の変化を物語っているようだ。
[引用元:東洋経済オンライン]
まぁ、大体そんな感じですね。
正直、この情報の初出は12月2日前後に出てきています。当ブログとしては、今更語る事もあるまいと華麗にスルーをしてみたのですが、ぜんっぜん話題になっていないようでしたので、せっかく記事も見かけた事ですし取り上げてみようと思ったわけです。
そもそもに、JASGAに効果があったかどうかと見れば、ほとんど成果はなかったと見て然るべきでしょう。せいぜい、外的なパフォーマンス程度といっても過言ではありません。コンプガチャ問題をどうにかすべく発足した割には、ガラケーからスマホにシフトした事で影響力もなくなってましたし、ガチャに敏感にならねばならなかったJASGA会員のスクエニが「ドラクエモンスターズ スーパーライト」で返金問題をぶちまけるなど、影響力のなさが定評とも言うべきな印象を与えていました。到底、効果があったとは思いがたい。
それに無謀な課金ができないようにしないと、社会的に不味いような雰囲気も出来ていました。ともなれば、きっかけがあればこぞって「ある程度」の規制をする流れになるのも当然です。ある意味、そういったときの悪いイメージを今でも引きずっている人はそこそこにいるような気がしてなりません。
そんなスマートデバイス方面のゲームは、すでに開発費の高騰により生き残りを賭けて勝負していかなければならなくなってきているのが現状のようです。今のブームは何かにつけてジャンル名が「○○RPG」になるようですが、スマートデバイス方面でのRPGジャンルはレッドオーシャンと言えるくらいに各社がやりあっています。数年後、どの程度が生き残っているのかは見どころにもなりましょうか。
ひっそりと消え去った感もあるJASGAですが、スマートデバイス方面のゲームの勢いが衰えたとかそういうわけではありません。はてさて、今後日本のゲーム市場は全体でどのようになっていくのでしょう? 2,3年後にどうなるのかを楽しみにしておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:JASGAがCESAに吸収されたって話が数日前に出たんだけど、ぜんっぜん話題にならんかったなぁと思ったわけでして。
:存在意義が中途半端だったしな。
:まぁ、一応存在していたというだけで意味はあった……のかなぁ? 正直、何もしないまま時代の流れがスマホにシフトして終わった、というだけの印象。それ以上もそれ以下もないかな。ぶっちゃけ、スマートデバイス方面は今後2,3年でどうなるのかが一番の見どころだと思っておりますよ。……日本の場合、据え置き機がどうなるのかってーのもあるけどネー。
:そこらへんは大手各社やインディゲームが盛り上がってくれれば嬉しいけどな。
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