気まぐれゲーム雑記
第684回：The Game Awards2014やPlayStation Experienceにみる海外の盛りあがり

日本は来年から？

各国の市場が盛り上がるのは何より。

AZです。キーボードを打つ手が寒い季節になると、暖かくなる時期を逆算してしまいます。

それはそれとて、つい先日「The Game Awards2014」と「PlayStation Experience」の2大イベントが開催されました。せっかくですので、ざっくりとそこらへんの内容をまとめておこうかと思います。

Best Shooter：Far Cry 4

以下、ノミネートタイトル

• Call of Duty: Advanced Warfare
• Destiny
• Titanfall
• Wolfenstein: The New Order

Best Action/Adventure：Middle-earth: Shadow of Mordor

• Alien: Isolation
• Assassin's Creed Unity
• Bayonetta 2
• Sunset Overdrive

Best Role Playing Game：Dragon Age: Inquisition

• Bravely Default
• Dark Souls II
• Divinity: Original Sin
• South Park: The Stick of Truth

Best Fighting Game：Super Smash Bros. Wii U

• Killer Instinct: Season Two
• Persona 4 Arena Ultimax
• Super Smash Bros. 3DS
• Ultimate Street Fighter IV

Best Family Game：Mario Kart 8

• Disney Infinity 2.0
• Fantasia: Music Evolved
• Skylanders: Trap Team
• Tomodachi Life（トモダチコレクション 新生活）

Best Sports/Racing Game：Mario Kart 8

• FIFA 15
• Forza Horizon 2
• NBA 2K15
• Trials Fusion

Best Online Experience：Destiny

• Call of Duty: Advanced Warfare
• Dark Souls II
• Hearthstone: Heroes of Warcraft
• Titanfall

Best Mobile/Handheld：Hearthstone: Heroes of Warcraft

• Bravely Default
• Monument Valley
• Super Smash Bros. for 3DS
• Threes

Best Remaster：Grand Theft Auto V

• Halo: The Master Chief Collection
• Pokemon Omega Ruby and Alpha Sapphire
• The Last of Us
• Tomb Raider: Definitive Edition

Best Narrative：Valiant Hearts

• South Park: The Stick of Truth
• The Walking Dead Season 2
• The Wolf Among Us
• Wolfenstein: The New Order

Best Score/Soundtrack：Destiny

• Alien: Isolation
• Child of Light
• Sunset Overdrive
• Transistor

Best Independent Game：Shovel Knight

• Broken Age Part 1
• Monument Valley
• Shovel Knight
• Transistor
• The Vanishing of Ethan Carter

Games for Change：Valiant Hearts: The Great War

• Mountain
• Never Alone
• The Last of Us: Left Behind
• This War of Mine

Developer of the Year：Nintendo

• Blizzard
• Monolith
• Telltale Games
• Ubisoft Montreal

Most Anticipated Game（ファン投票）：The Witcher 3: Wild Hunt

• Batman: Arkham Knight
• Bloodborne
• Evolve
• Uncharted 4: A Thief's End

Game of the Year：Dragon Age: Inquisition

• Bayonetta 2
• Dark Souls 2
• Hearthstone: Heroes of Warcraft
• Middle-earth: Shadow of Mordor

［引用元：The Game Awards2014］

PlayStation Experience

Uncharted 4: A Thief’s Endのゲームプレイ動画

No Man's Skyゲームプレイトレーラー

PS4版Final Fantasy VII（アップスケール版であり、リメイクじゃありません）

Until Dawnティザートレーラー

Street Fighter Vアナウンストレーラー

MLB 15トレーラー

Ultra Street Fighter IVアナウンストレーラー

Darkest Dungeonティザートレーラー

Orcs Must Die! - Unchainedアナウンストレーラー

The Forestアナウンストレーラー

Bastionイントロトレーラー

Skytornティザートレーラー

Severedゲームプレイトレーラー

Shovel Knightティザー

Super Time Force Ultraトレーラー

Grim Fandango Remastered

ぽっちゃりプリンセスオフィシャルアナウンストレーラー

Wattamオフィシャルアナウンストレーラー

What Remains of Edith Finchオフィシャルアナウンストレーラー

Gang Beastsトレーラー

The Order: 1886ゲームプレイ映像

Batman Arkham Knight最新映像

Drawn to Deathトレーラー

Tearaway: Unfolded

LittleBigPlanet 3

Destiny Expansion 1: The Dark Below PS独占DLC

すさまじく多いですが、おおむね以上となります。

The Game Awards2014は、さすが年末といわんばかりの盛り上がりだったようにも感じられます。また、基本的には大作ぞろいではありましたが、Best ShooterがFar Cry 4になるなどそれ相応に面白いラインナップだったのではないでしょうか。他にも「メタルギアソリッド5：ファントムペイン」に「メタルギアオンライン」が含まれるなどといった新作的な話題もあり、海外ではゲーム全体として勢いがあるような気がしないこともありません。

同様に、先日開催されたPlayStation Experienceでは、既出のものからPS4の新作まで多くが出てきました。動画の反応をみる限りは、FF7がただのアップスケール版だという事でやたらと叩かれているようですが、他にも龍が如くシリーズの5が「YAKUZA5」としてローカライズされるなどの発表もありました。ざっくりと全体を見てみるに、インディゲームがかなりの多さになっています。PlayStation Experienceの特徴のひとつだったといっても過言ではないでしょう。海外のPCゲームで勢いづいているインディゲームを率先して取り扱っていく姿勢が、しっかりと見えています。

個人的な据え置き機のプラットフォーム解釈は、Xbox Oneがテレビとの融合を目指し、Wii UはTV画面の切り離しを目指し、PS4は家庭用据え置き機ながらにPCで出来ること（実況動画など）を目指した、と考えています。結果として、Xbox Oneは路線変更を余儀なくされ、Wii Uはわが道を貫いている最中。そして、PS4はゲームをアピールする事で成功を手にしました。そういった状況ですので、据え置き機向けとしてPCですでに出ている「インディゲームを囲い込む」効果はそれなりにあるものと見込めます。ただし、海外のみの話ですけど。

海外は、PS4向けの大作（日本では大作扱いされにくい）が揃っていますし、そこにインディゲームもしっかりと揃えてくるならば言う事はありません。ゲーム機である以上は、たくさんのゲームがあるに越した事はないのです。その中でどれだけやりたいモノがあるのかも重視されますが、「選べるモノが多い方が良い」なんていうのは誰でも分かる話です。そういった意味で、現在の日本ではまだ国内向けのタイトルがない状態であり、そういった中でインディゲームが出るといったところで、なかなか動きを見せないのは言うまでもないでしょう。

今後の日本市場は、2015年3月までにどれだけPS4を牽引できるかに注目が集まります。また、今週はPS4のドラクエエディションが発売されることからみても、そこそこに勢い付く事は何となく予想できる範疇ではないでしょうか。はてさて、来年にはどれくらいの人に「PS4が欲しいと思えるタイトル」が出てくるのかを楽しみにしながら、国内外共にゲーム業界を生暖かく見守っておきたい限りですね。