連載:一週間(2014年11月9日~11月15日)を振り返るコラム的な何か 第119回:Ubisoftにとって厳しい話題が山積した一週間

一週間を振り返るコラム的な何か
第119回:Ubisoftにとって厳しい話題が山積した一週間

暑さ寒さも彼岸まで。

気づけばあっという間に寒くなりました

AZです。野球にテニスとスポーツが盛り上がっているのはスポーツの秋だからかと思ったのですが、余りの寒さに秋なのか冬なのか判別し辛い時期をどう区分すればいいのかに悩んでます。

さて、2014年11月9日~11月15日までの間に一番見られた記事は、「解像度よりもフレームレートの方がはるかに重大らしい」でした。また、それに関連してだかどうかはわかりませんが、「Ubisoftはアサシンクリードユニティでやってしまった失態をどうリカバーするかが課題」なんかも見られていたようなので、そこらへんについてまとめて書いてみようかと思う次第です。

信用は取引において何よりも大切である

UBI期待の新作となるはずだった「アサシンクリードユニティ」が、大量のバグや低フレームレート、Co-op時のクラッシュなど問題多発状態で発売されました。一足お先状態だった海外では、かなり荒れることになってしまった案件と言えます。

すでにゲーム内の諸問題については記事中で語りましたので置いときまして、最大の懸念要素は「何故延期をせずに発売へ踏み切ったのか」という事でしょう。UBIは、アサシンクリードを1年に1本以上は出すという計画を立てて動いていますが、今年の場合はユニティを延期したとしても「アサシンクリードローグ」が控えていたので、対応プラットフォームの数は少なくなるのは仕方ないにせよ1年に1個ルールは貫けたはずです。……まぁ、それに納得できなかったから発売したという事になるわけですけど。

PS4やXbox Oneといったプラットフォームが立ち上がった初期の間に、どれだけ自社タイトルで印象付けできるかというのが一つの勝負どころになります。日本とは違い、海外では据え置き機の普及がしっかりと進んだという事もあり、余計に企業間の囲い込みが加速したというのは言うまでもない事です。

とはいっても、メーカーとプレイヤーの関係はどこまでいっても所詮は「売る側」と「遊ぶ側」にしか過ぎません。その間にあるのは、品質や企業・シリーズに対する思い入れなどの信用が大きなウェイトを占める事になります。もちろんそれ以外にも、自分にとって楽しめそうな新作に投資する(昔で言えば博打する)勇気があるかどうか、などの要素が入って来るパターンもあります。ですが、信用というのはかなり強いモノであり、売り買い以外の部分でも効果を発揮してくれるケースが多いのです。要は、信用があればそれ自体を「好感視」できるわけですから。

多くの不具合があったまま強行して発売すれば信用を落とす、という話は別にゲームだけの話でもありません。極々、当たり前の事ではありますが、妙な形で信用が落ちてしまったUBIが今後どのようにプレイヤーと接していこうというのかは生暖かく見守っておきたいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:今週は、何はなくともUBIの話題が多かったなぁと。

しゃきーんさん:あれだけ騒がれりゃ仕方がないとしかいえねーよな。

しょぼーんさん:この問題って色んな事が言えちゃうわけで、例えば記事にも書いた通り信用の問題もあれば、それ以外にも情報の扱い方は正しかったのか、延期はなぜ検討されなかったのか、などなど語り尽くせば日がまた昇るってヤツかなぁと。正直、多くの人がある程度許容できるであろう完成度で発売しない事にゃ、納得しない人達が多数ってのはわかりきった話だよね。……今後は誠実に、上手い事立ち回って欲しいもんだねぇ……。

しゃきーんさん:なんつーか、中小メーカーならともかく大手でこういうのをやらかしてしまうというのが何だか勿体ない話ではあるよなぁ……。

連載:一週間(2014年11月9日~11月15日)を振り返るコラム的な何か 第119回:Ubisoftにとって厳しい話題が山積した一週間に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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