連載:気まぐれゲーム雑記 第665回:VRに期待することはただ一つ、酔わない事
気まぐれゲーム雑記
第665回:VRに期待することはただ一つ、酔わない事
酔いたくないんです!
酔うか酔わないかは世界が一つ増えるか否かと同義である
AZです。Chromebookなるモノが気がついたら発売されていたようで、意味もなくちょっとだけ欲しくなった気がしました。
それはそれとて、たまに取り上げるゲームジャーナリストこと新清士氏ですが、黒川塾で取り上げられたVRについての実況ツイートをしていました。内容自体かなり長いので、少々厳選しながらご紹介です。……厳選しても長いですけど。
SCE吉田氏「色んなチームがモーフィアスのデモを開発している。インディは海外は必ずゲームを作るだろう。そのため、一般的に楽しめるものを作ろう。VRの可能性を選んで見せようということで作っている」鉄拳原田氏「いかに一般の人でもあっと、言ってもらえるものを作るの。ニュースを作る必要」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
吉田氏「(開発の)環境としてはパーフェクトな環境が整ってきている。個人で買えるようなシステムがそろってきていて、開発ツールUnityやUnrealのようなものが整い、全世界に流通させて独立させてできる。そこにVRが出てきたので、この時しかなかったと思う」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「昔コンソール機の存在がいるのかと考えていた。昔からハードスペックの高いPCゲーマーのために、自分は遊んでいた。(モーフィアスは)コンソールのようなもので、一般の人にはわかりやすく買ってもらいやすいかもしれない。作る人の環境の人はわかるけど、一般の人の視点には壁がある」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏:コンソールはユーザー体験を開発者が突き詰めることが出来る。チューニングに時間をかけて出来るところが良さ。PSのVRへのアプローチは技術に詳しくない方が、つなげれば取り合えす遊べるんだ。扱いやすさ、酔わないといったことには注意してる。PCの良さは最先端を見せ続けること
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「日本のゲーム制作者と比べて、欧米がハリウッド的になってきていて日本は寂しいという思いがあった。VRは体験をつくるので、何百人も書けて作る必要がない。VRは体験は密度が課題なので、ゆっくりと見ている、そこにいることを楽しんでくれる。日本のゲーム業界の人もう一度いけるよ
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「サマーレッスンは、全然お金を出してくれなかった。最初は紙に書いて、ハードルが高いけど、今からやっていないと駄目と説明をしてまわったけど、制作費はいくらといった瞬間に、社内の人が地蔵になった。サマーレッスンはちょっとなのに、ハードがいくら普及するのかになる」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「しまいには、VRは鵜ノ澤副社長に、部活でやれ、といわれた。部活って何だよ!」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「サーマーレッスンは、8が月かかった(開発は2ヶ月)6ヶ月は説得の時間だった。いろいろ工夫して、やっと作った。これ以外のものも発表になっており、手のひら返しで、有象無象で次々に企画が上がってくるようになった。他社からも持ち込まれる。ゲーム会社以外からも。
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「鉄拳原田氏と @GOROman 近藤氏が業界を盛り上げることになった。数年日本のVRを早めることになっただろう」鉄拳原田氏 ツイッターで発表した以降、山のように問い合わせがあり、翌日からSCEからツイッターであおるのはやめてくれという話になった」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「サマーレッスンはやると印象が変わる、SCEの厳しい女性広報も全然大丈夫と。人との距離感が感じることを主にしている。技術的に難易度が高いのが、女性。逆算して開発している。女の子がいいなというのは多少はあるけど。カズヤを一度出したけど、上半身裸で、「それで?」という反応
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「(サマーレッスンで)女性の表情の筋肉をちゃんと動かしているので、自分を認識していると感じると(実在感によって)非常に緊張する。次はだんだんと感情移入ができるようなものを、15分ぐらいで出来るようなものを作りたい。育成ゲームとして低次元なものをまずやりたい」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「(VRで)鉄拳のデモもいくつもやったが、楽しめるものがよくなかった。一人称にしてみてもだめで、楽しめず、3人称で、外から見ていると寂しいところに二人の男がいるだけで、全然よくなかった」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「古い試作機はレイテンシーが悪かった。2年前のシステムはちょっとやると酔う。それが今のものはよくなってきた。今のものは、コンテンツによればという状態。それが、技術が進んでくると、何時間もやっていても大丈夫という状態になってくるだろう」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「個人的に実験しているが、水平線を15度ぐらい傾けると酔う、30度にすると厳しい。エースコンバットのようなゲームはそれで一日仕事にならないぐらいのもの。それがハード的な進化が進んでくると、酔いはなくなってくるだろう」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「モーフィアスはまだ今のデモは試作機で開発機材で、PS4の開発者に渡しているもの。開発機としては十分かな。実際のコンシューマ向けのものは、技術的に高めたい」鉄拳原田氏「各社はまだという感じ。今年の1,2月では、まだと言う段階で、まず騒ぐ段階を作りましょうと」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「今年のTGSは大成功だった。VR機器だらけだった報道になった」@GOROman 「これまで、躊躇されていたのが、TGS後にやってみたいという話になった」鉄建原田氏「サマーレッスンのせいで、親にばれた。親には「太鼓の達人」を作ってきたとずっと言ってきた」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「20年前にリッジレーサーといったゲームがこうしたゲームが、PSでポリゴン出来るんですといろいろな会社に紹介したら、ポリゴンは使わないだろうと言われた。ありとあらゆるゲームで使われた。これから、色んな人がいろいろな方法で、VRを発見していくだろう」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
近藤 @GOROman 「今回のVRブームは本物が来たと言う直感がある。パソコンは高かった。アップルが出る前には、家に来るわけがないと考えられた。VRは軍事医療だけだったのが、VRもパーソナルコンピュータになる時代になる。20年のオリンピックでは一家に一台になる。視覚を持ち運べる
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「まだ、(VRブームは)危ういな。ブレイクスルーがいるのではないか。任天堂さんのような、どう思っているか知りたい、手を出してくれると個人的にはうれしい。加速化するように」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「今回は本物が来ている。スマホのように、誰もが使っているようになる。それまでにはいろいろな壁がある。我々がいけるかどうかはわからないけど、できれば切り開きたい。普及のための道筋を考えて、モバイルもやるOculusやコンソールのSCEも良い状況になっている
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「日本の技術者は、3Dの技術を作る人はたくさんいる。これまでVRができるので、質の高いコンテンツを体験してもらうのがよいと思う。新しいゲームのジャンルは1年に1個も出るかどうか、それがVRだとどんどん出てくる。非常に楽観的。若い人まで、すごいブレークスルーを作るのか
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
SCE吉田氏「今、作るとDOOMやマリオやバーチャファイターなどの先駆者になれる。この半年一年に思い切れるかどうかで変わってくる。クラブ活で道でもいいので、情熱やアイデアで作ってほしい。SCEはできるだけサポートしていく」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
鉄拳原田氏「3D酔いには、酔い止め薬が本当に効く」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
Q手軽な眼鏡のようになるにはどれぐらいかかるか?SCE吉田氏「ちょっとわからない。時間がかかるだろう」近藤氏 @GOROman 「携帯電話が最初は背中に背負うようなものだった。それが、今の携帯になるようにはわからなかった。それほど時間がかからないかもしれない」
— Kiyoshi Shin 新清士 (@kiyoshi_shin) 2014, 11月 12
だいたい以上でしょうか。
今回の話は、基本的にSCEのVRモーフィアスについての話題になっています。以前もどこかで書いたような気はしますが、VRはゲームのみならずあらゆるジャンルで可能性があると言える代物です。ことゲームにおいては、新しい市場を構築する可能性さえあるとも言えますし、そこに先行投資をするのも当然の流れと言えるでしょう。
とはいっても、課題は多いです。値段の事から実際購入させるまでの過程は非常に大きなハードルとなる事は容易に想像がつきます。また、現時点では酔い止めが必要なコンテンツがあったりなかったりという状況のようですし、安定しているとは言いがたい事が垣間見えます。凄まじく酔いに弱い身としましては、酔う酔わないは死活問題だったりするのです。
日本でVRについてのアレコレが具体的に出てくるのはもうしばらく先の話になりそうな事を伺わせていますが、ゲームの場合サマーレッスンで確かな可能性を示した以上、あとは大手メーカーが乗るか反るかという話になります。他の選択肢としては、海外みたいにインディーゲームが乗り込むという路線もあるかもやしれませんが、VRの代名詞的に扱われる何かが必要にもなるところではないでしょうか。
他にも、VRはゲーム以外の映像産業などで使われる事も想定できるだけに、一定の市場規模は見込めるモノがあるのかもしれません。いつ出てくるのかは分かりませんが、日本でVRが普及するのかどうかを楽しみにしておきたいですね。……もちろん、酔わなくなっている事を前提に、ですけど。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:VRには未来があるぞーって感じのツイートがあったので、わたくしとしては「酔わなければな!」という注釈付きでお願い申し上げたい次第です。
:ほんと、酔い耐性だけはマイナスだからな。
:その日の体調にもよるけど、FPSの動画を30秒見ただけでダウンする時さえあるのだから、もはや慣れる以前の問題なわけです。ついでに、酔い止め飲んでまでゲームしたいかと言われれば、違うジャンルで我慢しますって思っちゃうし。……この話、酔わない人にいっても全然通じないんだよね!
:そりゃまぁ、酔わない人は酔うという体験そのものができないんだから共感のしどころがねーしなぁ……。
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