連載:気まぐれゲーム雑記 第663回:TGS 2014の来場者調査報告書が公開、日本市場は携帯ゲーム機がメインである事がよくわかる結果
気まぐれゲーム雑記
第663回:TGS 2014の来場者調査報告書が公開、日本市場は携帯ゲーム機がメインである事がよくわかる結果
今後の据え置き機は課題が多そう
何はともあれ求められるは「据え置き機しかできないゲーム体験」
AZです。ナルトは何やかんやアリながらもスンナリ終われた方ではなかろうかと思う次第です。
それはそれとて、TGS 2014の来場者調査報告書が公開されました。その中で各ゲーム機の保有率とプレイ率がありましたので、そこらへんを取り上げてみようと思います。
ゲーム機:家庭内保有率-プレイ率
- Wii:56.3-34.7
- Wii U:22.2-20.0
- 3DS/New3DS(LL含む):70.1-54.5
- DS(DSiやLL含む):63.3-34.0
- PS3:62.7-47.2
- PS4:17.0-14.6
- Vita:45.0-35.1
- PSP(PSP go含む):70.2-38.9
- Xbox360:18.0-11.3
- Xbox One:2.6-2.4
[情報元:TGS 2014来場者調査報告書(PDF)]
全体的な保有率の順位を見渡すと、PSP>3DS>PS3>Wii>Vita>Wii U>Xbox360>PS4>Xbox Oneという順位になっています。PSPと3DSの違いは0.1%ですが、それでもPSPがずいぶん長かったといえる結果ではないでしょうか。ついでに、Vitaの普及率がどの程度なのか、何となく見えてくる結果とも言えます。この調子でジワジワ進んで欲しいところですが。
また、プレイ率に関しては質問文自体が「あなたご自身がゲームをプレイすることがあるものをすべてお選びください。」になっているので、今年度遊んだハードなどという期間を限定したモノでもなさそうである事に注意が必要になります。一応、最近だと討鬼伝やゴッドイーター2はPSP版も出ていますし、そういう部分でそれなりに高いプレイ率になっているのかもしれません。
一方で、WiiやPS3以降の据え置き機はやはり賑わっていない現状が垣間見えます。PS4やXbox Oneは発売から1年も経っていないのでやむなしではありますが、Wii Uが切実な数字を叩き出していると言わざるを得ません。全体的に寂しい印象は否めず、どのハードも今後どうやって普及させていくのかが大きなテーマでしょう。まぁ、PS4は購入希望者が多い結果も出ていますし来年までにどれくらい伸ばせるかが勝負どころな気がしないこともありませんが。
今の時点で携帯ゲーム機がメインとなっている日本市場と、据え置き機が主流の海外市場はかなり対照的なモノになっていますが、今後日本の大手メーカーなどはどのように舵取りするのかが注目されるところにもなります。携帯ゲーム機が賑わうのも良いですが、最新ハードはまだまだこれからというところもありますし、据え置き機にも上手い事賑わっていって欲しい限りですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:TGS2014の来場者調査報告書なるPDFが公開されておりました。
:PSPは確かに普及したって感じだなぁ。
:PSPはともかくとして、据え置き機の動きが鈍いってのが露骨に分かる結果だなぁと。この調査結果を基にして、来年どうなっているのかが楽しみな結果とも言えるね。来年は、どの据え置き機も頑張って欲しいものですわ。……据え置き機のみならず、良いゲームがたくさん出て欲しいってのもあるけどネー。
:来年はどんなゲームが賑わせるのかねぇ?
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