気まぐれゲーム雑記
第651回：2014年9月までの全世界オンラインゲーム収益ランキングを見るとF2Pの強さがハッキリとわかる

F2Pに求められる事は何だろう？

満足のいくゲーム体験とは……

AZです。予定通り「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」で睡眠不足になりました。

ところで、リサーチ会社のSuperData Reserchが2014年9月までの全世界オンラインゲーム収益ランキングを公開しています。

• 1位 リーグ・オブ・レジェンズ (Riot/Tencent) 9億4600万ドル(約1023億円)
• 2位 クロスファイア (SmileGate/Neowiz) 8億9700万ドル（約970億円）
• 3位 アラド戦記 (Nexon) 8億9100万ドル（約963億円）
• 4位 World of Warcraft (Activision/Blizzard) 7億2800万ドル (約787億円)
• 5位 World of Tanks (Wargaming) 3億6900万ドル (約399億円)
• 6位 メイプルストーリー (Nexon) 2億4000万ドル (約259億円)
• 7位 リネージュ (NCSoft) 1億7800万ドル (約192億円)
• 8位 カウンターストライクオンライン (Valve/Nexon) 1億4800万ドル（約160億円）
• 9位 DOTA 2 (Activision/Blizzard)　1億3600万ドル (約147億円)
• 10位 Hearthstone: Heroes of Warcraft (Activision/Blizzard) 1億1400万ドル (約123億円)

［引用元：Kultur -クルトゥーア-さん］

見事なくらい、大半がF2Pですねぇ。

もはや、オンラインゲームはF2Pに傾倒しているというかそちらが主流になったと明言していいくらいにはなっていますが、そのゲーム内容次第な部分も否定はできません。やはり、本格的なMMOはまだF2Pに踏み込むといったところには至らない空気も感じられます。

SuperData Reserchの今後の予想として、今後は基本料無料のゲームと有料のゲームの差はどんどん広がるとしています。F2Pはビジネスモデルで、それに見合ったゲーム内容が求められるところにもなりますが、月額など有料でプレイするのも構わないという人達のみをターゲットにするか、F2Pでより幅広いプレイヤー層を望むかはメーカーも悩みどころな気がしないこともありません。

今まで多くのゲームをしてきた人達にとって、F2Pのゲームは敬遠されがちです。その理由として、ゲーム体験が希薄である事などが挙げられるでしょうが、昨今ではPSO2のような本腰を入れた様にも見えるタイトルが出てくるのを見ると、やはりF2Pの強さがしっかりと垣間見えてくるモノがあります。

日本でも、据え置き機や携帯ゲーム機でのF2Pタイトルがどんどん出てくる事は予想できます。ですが、その中から何かしらのヒットが生まれて来ないと、日本のスマホ以外でのF2Pタイトルというのは中々話題を牽引し辛いという事も考えられるでしょう。既存のゲーム機等々で遊んでいる人達にとってF2Pは余り好まれていないような雰囲気もありますが、はてさて今後の日本市場はF2Pをどう扱っていくのかを生暖かく見守りたいモノですね。