連載:気まぐれゲーム雑記 第644回:日本のゲーム実況はどうなっていくでしょう?
気まぐれゲーム雑記
第644回:日本のゲーム実況はどうなっていくでしょう?
日本のゲーム実況は海外よりも難しい?
メーカーの思惑とする側の思惑が一致しない限りは無難なところが続く気がする
AZです。ひっさびさに風邪を引きまして現在発熱中にこの記事を書いているわけですが、つまらなかったら申し訳ないという謎の使命感に苛まされています。
それはさておき、ゲーム実況の現状を書いた記事が公開されております。
先日の東京ゲームショウ2014では、PS4に追加された実況動画の投稿機能が、欧米でのゲーム実況人気に一役買った一方で(トゥイッチはまさに投稿先の一つです)、日本では、この機能があまり人気がないと話題になりました。また、YouTubeで収入を得る「ユーチューバー」にゲーム実況は大人気ですが、先に触れたピューディパイのような大金を日本のユーザーが得ることは、言語の壁があるために難しいでしょう。そして、実況者によるゲームの実演が、ゲームの販促プロモーションに効果があると気付いたゲーム会社は増えましたが、依然として著作権はセンシティブな問題です。ゲーム実況に女性向けのイメージが強くなりすぎて、イベントは盛り上がっているものの一時期の勢いはなくなってきたのではないか、という指摘もあります。こうした問題をどう克服していくかが今後、日本のゲーム実況文化の発展のカギになっていくでしょう。
[引用元:THE PAGE]
現状を把握するには無難な内容ですね。
日本と海外のゲーム実況に大きな違いがあるとすれば、実況者に対する収益面でしょうか。日本でも確かに人気がでてきているゲーム実況ですが、メインは若干閉鎖的なニコ動になっているのに対し、海外ではYouTubeを始めTwitch、Ustreamなどがメインになっています。ニコ動が若者ウケしやすいのは間違いないでしょうが、著作権的な問題として「ゲーム実況をしたから収益に繋がる」といった動機は得がたい。その差は何だかんだと大きいのかもしれません。
また、記事にもあるとおり、言語の壁は果てしなく大きいです。海外ゲームをやらない理由に「特にない」が4割近い日本としては、根本的に違う言語のゲームというモノに興味が持てない人が多いという事でしょう。例えば、今ココで私が「英語がわからなくても楽しめる海外ゲームシリーズ」として“Monaco”を取り上げたところで、動画を見てまで確認しようと思う人はそういないような気がしてなりません。そもそも、“Monaco”ってなんじゃいと。そういう意味で、日本の今のゲームタイトル数を考慮するとかなり絞られてしまうというのは否めません。……まぁそのうち、本当に見られないかどうかは試そうと思いますけど。
結局のところ、現時点だと日本の場合メーカーがどの程度までを許容するのかという話に尽きるわけですが、大手メーカーは今のところ重い腰を上げていないような印象はあります。スクエニなんかは、FF15のコラ素材を用意したりもしていますが、実際ゲーム実況を本編でどれほど許容するのかは未知数です。まずは、FF零式HDの体験版が布石にもなりましょうか。
日本でもゲーム実況などでゲーム体験を共有するという宣伝やマーケティングは、今後増えていくモノと思われます。ですが、海外とは違った独自市場を作り出している日本としては、やはりその在り方も独自なモノになるのかもしれません。PS4やXbox Oneが普及した時にその答えは出てくるような気はしますので、日本のゲーム実況がどのようになるのかは今後も生暖かく見守っておきたい限りですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:日本のゲーム実況について書かれていた記事があったので、まぁ何か日本のゲーム実況って海外のソレとは違うよなーってなお話です。
:まぁ、日本だと流行る動画って日本で知られた何かくらいだしなぁ。
:そういう中、Civ4紹介動画とかそういったモノは価値があったとも思うけどね。でもまぁ、動画もWEBサイトやブログと変わらず、見られてこそ価値があるものだから、結局知られている何かとか、話題になっている何かになっちゃうのは仕方なき話かと。……ちなみにわたくしは、どう足掻いても字幕動画しか作る気がありません。
:例え実況しようとも、ゲームは一人で黙々とするタイプだからゲーム音楽しか流れてこないなんて事、わかりきってるしなぁ……。
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