連載:気まぐれゲーム雑記 第624回:稲船敬二氏がインディーゲームの開発者支援をするプロジェクトを発表、日本でもクラウドファンディングがジワッと流行るのか?
気まぐれゲーム雑記
第624回:稲船敬二氏がインディーゲームの開発者支援をするプロジェクトを発表、日本でもクラウドファンディングがジワッと流行るのか?
下地が必要だというのはわからんでもないです
インディーゲームの認知度や如何に?
AZです。毎度の事ですが、台風の動きはまるで読めないあたりに台風の凄さがあるのだと思っております。
それはそれとて、稲船氏がクラウドファンディングサービス「Makuake」との共同で、インディーズゲームの開発者を支援、振興を図るプロジェクトを発表しています。
comceptは,同社の代表である稲船敬二氏が,クラウドファンディングサービス「Makuake」との共同で,インディーズゲームの開発者を支援し,振興を図るプロジェクトを実施すると発表した。
この取り組みは,インディーズゲーム開発者が「Makuake」を通じて資金調達を実現すること,また,有望なインディーズゲーム開発者をパブリッシャや投資家と結び付けるマッチングの場を提供することが,主な目的となるという。これは,稲船氏の「インディーズゲームをもっと世に生み出したい」という思いから実現したプロジェクトとのことだ。
[引用元:4Gamer.net]
とりあえず応援はしてみたいものですが、実際どうでしょうね?
少なくとも現時点で日本におけるインディーゲームの印象は、まだまだ認知度が低いというモノです。TGS2014でもインディーゲームブースは盛りあがったという話題をちらほら見かけますし、そうであるなら良いとも願わずにはおれませんが、一気に盛りあがったという印象にはまだなれません。
もちろん、Q-Gamesさんの「Nom Nom Galaxy」やNIGOROさんの「LA-MULANA」など、VitaやPS4への進出も決まっておりますし、私としても「Nom Nom Galaxy」は非常に楽しめました。うん、あれはやるべきです、特にCo-opを。……いやまぁ、個人的な意見はちょっと脇に置くとしまして、日本においてどれだけの人がインディーゲームに反応するのかという部分はまだまだ見えてこないのが状況でしょう。少なくとも、来年いっぱいくらいでインディーゲームがどの程度話題になるのか、というのが日本市場のインディーゲームの位置付けを決めていきそうな気にはさせてくれます。
稲船氏のKickstarterによる「Mighty No.9」は、どちらかと言えば稲船氏個人への人気やカプコンによるロックマンDASH3が中止されていたこと、そういった中でロックマンクローン的な作品を作るという話題性など色んな要素が成功の鍵にもなりました。ともなると、完全新規のインディーゲームが日本でクラウドファンディングするのは、どの程度の成功があるのかを生暖かくみる必要はありそうです。
AAA級タイトルばかりが話題となる日本において、インディーゲームなりクラウドファンディングなりが流行って、中小様々なゲームが群雄割拠するのは凄く良いことと言えます。まだまだ話題になっているとは言いがたいインディーゲーム群やクラウドファンディングではありますが、そのようなところに稲船氏が上手く介入しリードしてくれるなら、それはそれで効果があるかもしれません。日本でも、インディーゲームが話題になることを切に願いたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:稲船氏が、インディーゲームを盛り上げるためにクラウドファンディングサービスと共同のプロジェクトを打ち出したよーってな話題です。
:ふむ。そりゃまた、後押しするのはいいんじゃないか?
:大いによろしい事かと? まぁ、クラウドファンディング自体日本じゃ馴染みのない制度であって、そこにどれだけの人が金を出すのかっつーのは何とも難しいところだけどね。日本の場合、最初から海外を視野に入れてクラウドファンディングするなり何なりが求められるのかなぁ? とは思った。……それでも、とにかく日本でやってみようという意気込みの稲船氏はスゴイと感心するけどね。
:ほんと、意欲的に動く人だし頑張って欲しいもんだわ。
:
:
:
: