連載:気まぐれゲーム雑記 第619回:マイクロソフト、「マインクラフト」の“Mojang”を25億ドルで買収した事を発表
気まぐれゲーム雑記
第619回:マイクロソフト、「マインクラフト」の“Mojang”を25億ドルで買収した事を発表
マインクラフトの今後はどうなるでしょう
ゲーム“以外”の可能性も視野に入れてそうな雰囲気?
AZです。先日が“敬老の日”だったのを忘れていました……。
それはそれとて、先日マイクロソフトが「マインクラフト」の“Mojang”を買収協議中とお伝えしていましたが、マイクロソフトが25億ドルで買収したと発表しました。
Minecraft to join Microsoft http://t.co/qdDbqUzVNm pic.twitter.com/E0EJmAjfiP
— Microsoft News (@MSFTnews) 2014, 9月 15
マインクラフトはマイクロソフト入りしたよ! という意味です。
さて、マイクロソフトとMojang双方やフィルスペンサー氏の発表を見てみましたが、ポイントをまとめると次の様な感じ。
- マイクロソフトがMojangを25億ドルで買収
- 今後、マインクラフトは今と変わらずPC、iOS、Android、Xbox、PlayStationの全プラットフォーム提供し続ける
- Mojangが主催するイベント“Minecon”も継続する
- Mojangは今後、Microsoft Studio傘下としてゲーム開発を手がける
- NotchことMarkus Persson氏やCEO Carl Manneh氏、Jakob Porser氏はMojangを退社してNotchの新プロジェクトに参加
だいたいこんな感じですかね。
買収の経緯は、マインクラフトの開発者であるMarkus Persson氏が自身の意図したところではない大成功すぎるヒットを重荷に感じたという面があったようで、新作を作るためにスタジオの売却を決めたようです。ヒットしたインディーゲームではたまに見られる行動ですが、開発者本人の意思がそこにあるのならば仕方なしというところでもありましょうか。
インディーゲームとしては最も成功したと言えるマインクラフトですが、インディーゲーム自体は注目を浴びながらも資金面について上手いやりくりが出来ていない面は否定できません。Markus Persson氏はすでにマインクラフトの成功でかなりの資金を得ているので、そういった心配がないのを見ると、やはり新作には期待せざるを得ないところはあります。
今後のマインクラフトは今まで通りすべてのプラットフォームで配信し続ける事になっていますが、マルチデバイスとクラウドを推し進めるマイクロソフトとしてはそこのコンテンツとしてマインクラフトを迎え入れたような気にはさせてくれます。まぁ、今後のアップデートがどうなっていくのかはわかりませんので、様子見せざるを得ないというところにもなりますが、現時点ではしっかりとマルチ対応をしていく事が念頭に置かれているようです。
今後、マイクロソフトがマインクラフトをどう扱っていくのかには大いに注目が集まります。25億ドルという巨額の買収劇となりましたが、現時点で楽しんでいるプレイヤーにとって一番良い形になることを期待しておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:マイクロソフトが「マインクラフト」の“Mojang”を25億ドルで買収したよーってなお話です。
:おお。あっさり買収したか。
:Notchも色々と思うところがあったみたいね。でもまぁ、マイクロソフトがきちんとマルチ対応していくって明言している以上は、そこを信じるほかないというオチかなと。……マイクロソフトが全プラットフォーム対応ってのもなんだか面白い話だねぇ……。
:色んなデバイスからマイクロソフトの収益になるというのは、マイクロソフトにとって悪い事でもないんだろうしな。
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