連載:気まぐれゲーム雑記 第616回:Xbox Oneの初週販売台数が約2.5万と厳しい結果について、改めて考えてみる
気まぐれゲーム雑記
第616回:Xbox Oneの初週販売台数が約2.5万と厳しい結果について、改めて考えてみる
厳しいながらにどうしていくのかが課題
海外と同じになる必要はないけど、日本だけは違った市場を形成したというオチ?
AZです。日頃から腕時計をしない派なので、Apple Watchの偉大さがイマイチ伝わらず混乱中です。
さて、ついにXbox Oneが発売となりましたが、初週販売台数がメディアクリエイト調べで2.5万台と厳しい結果になりました。という事で、そこらへんについて日本の据え置き機市場というのを何となく眺めて見ることにします。
先に、自分の立場を明確にしておくと、何はなくとも日本の据え置き機市場は低迷していますが、やはり盛りあがっていて欲しいとも思っており、それはどのハードも等しく同じだと考えております。そこらへんを念頭に置きつつ、Wii UやPS4、Xbox360といったハードの初週の数字を見てみると、次の通りなわけでして。
- Wii U:30.8万台(メディアクリエイト調べ)
- PS4:30.9万台(メディアクリエイト調べ)
- Xbox360:6.2万台(ファミ通調べ)
Wii UやPS4は、据え置き機の動きが鈍い中しっかりした結果でしたが、Xbox OneはXbox360からみると半分以下であり、非常に厳しいスタートとなりました。とはいっても、360との大きな違いは宣伝に力を入れていないという部分でしょうか。
Xbox360の時は、TVCMなどかなり宣伝に力を入れていました。一方、Xbox Oneの時と言えばニコ生で24時間イベントをやる程度のモノに留まっており、表立った宣伝は少なかったという印象です。もっと言ってしまえば、Xbox Oneは日本において「一応販売しておいた」といった様に映ってしまいかねないモノがあります。
現状として、DestinyやバットマンアーカムナイトのXbox One発売中止(追記:Destinyについては2Kが正式に発表していたわけじゃないので、中止というわけではなく発売されなかったという事になります)がそこはかとなく話題になりましたが、何となくこういった結果を見据えての事には感じられました。ともなると、今Xbox One専用と言われている「カオスチャイルド」などの行方も自ずと答えが出るといっても過言ではないでしょうし、日本のメーカーはそういうようにシフトする事が予想されます。それが良いかどうかはさておいて、ですが。
以前別の記事にも書きましたが、今のゲーム市場において「寡占市場」になるのは望ましいと思っておりません。競争こそがサービスを向上させるために重要な要素ですし、ハードをより良いモノにしていく事へと繋がります。ですが、海外に比べても元気がない日本の据え置き機市場はかなり変わったモノになっており、グローバル展開をしている各ハードメーカーはそれぞれに対応を迫られる事になります。
今や据え置き機の主戦場は海外となっていますが、日本の据え置き機市場が今後どうなっていくのかも長い目でみていく必要がありそうです。ハードを買った人達が満足できないような結果にはならないよう、どのメーカーも上手く盛り上げていって欲しい限りですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Xbox Oneの売れ行きが悪かったんだけど、日本の据え置き機市場は色んな意味で特殊になったのだなぁとも思えたわけでして。
:まぁ、PCなりスマホなりゲームをするには違う場が多数生まれたってのもあるけどな。
:わたくしとしては、どれもしっかりと盛りあがればいいんじゃない? とは思うよ。まぁ、据え置き機の場合盛りあがる兆しが明確じゃないから、色々とすったもんだな日本市場って感じになっているんだけどね。……それでも、日本は日本でしっかりと盛りあがって欲しいもんっすなぁ……。
:今後、盛りあがる要素が目に見えてくると良いんだがな。
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Destinyは、日本で発売すると公式に発表されていませんので、「発売中止」ではありませんよ。