連載:気まぐれゲーム雑記 第605回:任天堂の内部留保は1兆3579億円だそうです
気まぐれゲーム雑記
第605回:任天堂の内部留保は1兆3579億円だそうです
とりあえずはQOL事業次第?
まだまだ資産は多いです
AZです。デング熱で蚊を駆除する関連の企業株が軒並み上昇したという話題を見て、時事ネタで動く株を久しぶりに見た気がしました。
それはさておき、経済誌のダイヤモンドが任天堂に関する記事を掲載しております。
通期決算で3期連続の営業赤字に陥った任天堂。満を持して投入した新型の据え置き型ゲーム機が大苦戦する中で、浮上のきっかけをいまだにつかめないでいる。
~中略~
業績不振の中、岩田社長は折に触れて、ゲーム事業のボラティリティの高さを説いてきた。そこには、当たり外れが大きい業界なのだから投資家やマスコミは近視眼的に経営の評価をしてくれるな、という思いが透けて見える。
しかし、そうした激動のゲーム業界で、長年にわたって純利益を確保し続けてきた任天堂が、上場来初の赤字に転落し、それ以降浮上するきっかけをつかめていないという現実は重い。
~中略~
今年6月末時点の内部留保は、1兆3579億円。自己資本比率は実に88%にも上り、数百億円程度の赤字では、ビクともしない財務体質を築き上げている。
[引用元:ダイヤモンド]
まぁ、言わんとしたい事はわからんでもないですね。ちなみに、内部留保とは今まで得た利益の蓄えみたいなモノです。
経済関連企業が今の任天堂を見ると、大体こんな分析なるというところでしょう。内部留保が1兆3579億円もある以上、経済誌等々が言うような直近の手入れではなく、中長期に渡る経営の立て直しを選択する方が無難な選択になります。そのような面を見れば、任天堂が各経済誌などが書かれている通りの動きをするのは、当分はなさそうです。
そもそも近視眼的に経営の評価をするのは経済誌のお仕事です。そこから中長期的に渡ってどのようにやっていくのかという考察をするのも投資家が知りたがっている情報の一つには違いないので、今の赤字経営が続く任天堂に対し辛口な意見がでてくるのもやむなしと言えるでしょう。
企業に投資する側としては、任天堂の対応に煮え切らないという意見が出るのも理解はできます。少なくとも、Wii Uや3DSは国内や世界市場それぞれに問題を抱えているわけですが、ゲームは娯楽産業である以上どういった抜本的対策ができるかは難しいラインです。そういった意味で、QOLという新しい健康事業は注目を浴びているのは間違いありません。
色々と我慢の時を強いられている任天堂ではありますが、ゲームはどのタイミングでブームが生まれるのかはわかりません。人事を尽くして天命を待つという言葉もありますし、今後とも頑張って邁進して欲しいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:任天堂の内部留保は1兆3579億円あるけど赤字をどう立て直すのでしょうね? ってなお話です。
:ふむ。まぁ、任天堂らしく、としか言い様はねーんだろうな。
:メインがゲーム事業なら、当たり外れがある以上どうにもならんかと。ハード的な制限、制約はあるだろうしね。まぁ、お財布事情が潤っているうちに、色々と未来を想定してしっかり整備しておくのが望ましいとも思うけど。……ま、当たりタイトルが何本が出て来ない事ニャはじまらんでしょうなぁ。
:今年の年末商戦はどう出てくるのかねぇ?
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