連載:気まぐれゲーム雑記 第600回:妖怪ウォッチの攻略本が初版で100万部を発行するそうなので攻略本の話をしよう
気まぐれゲーム雑記
第600回:妖怪ウォッチの攻略本が初版で100万部を発行するそうなので攻略本の話をしよう
勢いがあるのは良きことです。
一時的な流行りに乗っかるだけじゃダメだけど、ともあれ勢いがあるのは良きことなり
AZです。ちょっと思う所がありディアブロ3RoSをプレイしようとDL版を買ったところまでは良かったのですが、DL及びインストールに230分(約3.8時間)費やしました。
それはさておき、妖怪ウォッチの爆発的人気はゲーム系出版業界にまで及んでいるようで、小学館が「オフィシャル攻略ガイド」を初版で100万部発行する事を明らかにしております。
人気ゲーム「妖怪ウォッチ2元祖/本家」(レベルファイブ)の関連書籍で、22日に発売予定のゲームの攻略本「オフィシャル攻略ガイド」(小学館)が、初版を100万部を発行することが21日、明らかになった。ゲームの攻略本は90年代には“ドル箱”といわれ、ミリオンセラーを生み出していたが、最近はインターネットの普及で下火になっていただけに、異例の発行部数が話題になりそうだ。
[引用元:まんたんウェブ]
そりゃすごい話ですねぇ……。
さて、以前どこかで書いた気もしますが、私自身はかつてゲーム系編集プロダクションに身を置いておりました。そういった兼ね合いから、このご時世に攻略本の初版が100万部という話題がどれだけスゴイものなのか、ヒシヒシと感じる事ができます。まぁ要するに、儲かっているのか否かイマイチ分からない今の攻略本事業において初版100万を刷るなんて、「妖怪ウォッチ」のブームは紛う事なき本物だという事なわけです。
まんたんウェブが書いている通り、インターネットの普及に伴い攻略本はその存在価値の大半を失いました。攻略本は読んで字の如く、「攻略するための本」です。攻略するのが大前提なわけですが、例えばソフトと同時発売のモノは内容が制限されていますし、オフィシャルであれ完全版であれ、発売までに数ヶ月のタイムラグが発生します。それじゃあ、情報を共有する速度が尋常じゃなく早いインターネットに敵う訳がありません。いわゆる、コンテンツの消化速度が尋常じゃなく早くなった、というのはこういうところに表れています。そういった意味で、攻略本は違う部分へ活路を見出さなくてはいけなくなったのが2000年代頃でしょうか。
今では攻略本限定のDLCを付けるなどといった、攻略内容に価値があるのかDLCに価値があるのかよく分からないけど付加価値を付けて発売するようにはなりました。ですが、攻略内容については最近だと角川が攻略Wikiを作るようになりましたし、根本的に別のところへ価値を持っていかない限りは難しくもなろう事業である事は窺えます。
しかし、やはり「妖怪ウォッチ」といった子供が相手となれば、そこに勝負どころを見出すという事も垣間見え、小学館が並々ならぬ力を入れているというのはハッキリと見えてます。子供の方が攻略本に手を出しやすいという読みなのかもしれません。とはいっても、「妖怪ウォッチ」だけでやっていくわけにもいかず、次なるヒットタイトルを待つよりも何か手を打たないといけない事も間違いはないとは思っておりますが。
何はともあれ、妖怪ウォッチという強烈なブームに攻略本も乗っかっていくという様子が有り有りとわかり、はてさて吉と出るか凶と出るかが注目されるところにもなりましょう。どういった結果になるのかはわかりませんが、盛りあがって欲しいと願わずにはいられませんね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:妖怪ウォッチ2の攻略本を初版で100万刷るっていうもんで、すげーな小学館! と思ったわけです。
:まぁ、攻略本もDLCとか特典が話題を牽引してるからなぁ。
:そりゃ、攻略wikiみりゃ大体攻略情報出てるからね。でも、子供相手ならその「攻略wikiに行き着くまでのタイムラグ」が発生しやすいのかな? とか思ったりもしました。なんにせよ、100万部刷るってのは半端ねぇ事だって思えばよろしかと。……妖怪ウォッチフィーバーっすなぁ……。
:どこまでこの勢いが続くかねぇ……?
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DiabloはPS4版ですかね?
自分はディスク版買ったんですが、
10分くらいでスタートできましたね