連載:気まぐれゲーム雑記 第598回:UBI CEO「2015年以降、旧世代機向けに作品を作るのは難しい」
気まぐれゲーム雑記
第598回:UBI CEO「2015年以降、旧世代機向けに作品を作るのは難しい」
日本はどうなっていくでしょう?
日本のターニングポイントはどこになるのか
AZです。仕事のやりがいについて世界26カ国中で日本が最下位という話を見かけましたが、人間妥協すべきところとそうじゃないところが色々あるので何とも難しい話だと思ってしまいした。
それはさておき、UBIのCEOであるYves Guillemot氏が、同社のタイトルについて2015年以降旧世代向けに作品を作るのは難しいとコメントしております。
まず同氏は、旧世代機となるPS3/Xbox 360での作品のリリースについて説明。海外ではPS4/Xbox Oneが登場し間もなく一年経ちますが、今年はまだ旧世代機版も良い結果となっていると報告。しかしながら「予想以上に(ユーザーの)次世代機への移行が早い」と説明し、「来年は次世代機へ集中する」とのこと。「2015年以降、旧世代機向けに作品を作るのは難しい」と伝えています。
[引用元:Game*Spark]
まぁそうでしょうね。
日本では、最新ハードとなるPS4が2月22日に発売されたばかりですし、Xbox Oneに至ってはまだ発売されていません。海外メーカーの動向を踏まえつつ、PS4の1000万台突破を考慮するとそれだけ早く移行した方が良いという答えもハッキリと見えてきます。かたや日本はまだ発売から1年も経っておらず、日本向けラインナップさえ出てこない始末なのでまずはそこをクリアしない事には始まりもしませんが。
UBIは元々単一ハードにタイトルを提供する路線ではなく、マルチで幅広くやっていく方に舵をきっています。無駄を省くには旧世代機をいつ切るのかというのが一つの目安にもなりますが、来年以降、UBIのタイトルが旧世代機で出ないというのは、日本だとどのように受け止められるのかが注目されるところにもなりましょうか。
しかしてPCでもラインナップを揃えているUBIですので、PCを主体に遊ぶ人にとってはさほど影響がなく喜ばしい事にも映ります。とはいっても、Uplay版「スプリンターセル ブラックリスト」がマトモに起動できなかった事やPC版WatchDogsの一件などを考えると、何はともあれUplayは許しません。……まさか連日で書く事になるとは思いも寄りませんでしたが。
ともあれ、家庭用機に限って言えば、海外だと世代交代が早い速度で進んでいるという事がわかる一件であり、日本市場のみに焦点を当てているプレイヤーにとってはさほど実感がない話にもなるところでしょう。そういった中で、今後日本市場はどのように変化していこうとするのか。その布石ともなるSCEJAプレスカンファレンス2014やTGS2014で発表されるであろうタイトル群に、期待しすぎない程度の大きな期待を寄せておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:UBIのCEO曰く、旧世代向けタイトルは2015年以降作らない予定だよーってなお話です。
:ふむ。まぁ大手メーカーがそう舵を切るならそうなんだろうな。
:それだけ海外じゃ世代交代や普及が早いって事だろうね。今後数年間はPS4やXbox Oneといった最新ハードで勝負し続けるわけだし、海外メーカーはそういったところでハッキリと勝負していく姿勢を見せるってのはすんごく良い事じゃない? ……日本も頑張って欲しいもんっすなぁ。
:洋ゲーを余りやらない人は、余計にそう思ってるかもしれんな。
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