連載:気まぐれゲーム雑記 第594回:PS4における日本市場展開は今年のTGSである程度見えてきそうだという話
気まぐれゲーム雑記
第594回:PS4における日本市場展開は今年のTGSである程度見えてきそうだという話
コンテンツが必要なのは誰もが理解しているところです。
どのようにして「欲しい」と思わせるのか
AZです。産地偽装の件で思い知るのは、いつも通り「ブランドは強い」という事だと思うのです。
それはさておき、SCEの吉田修平氏がインタビューでPS4の日本市場について、少しだけ語っております。
――日本市場に関してはどうお考えですか?
吉田 プレイステーション4の市場としての課題は日本、とにかくコンテンツが必要です。日本のデベロッパーさんが作るタイトルがもっと増えてくれば、ゲームファンの方々もそろそろプレイステーション4を購入するか、という気になってくれると思います。これからパブリッシャーさんと取り組んで、プレイステーション4ユーザーを増やしたいと思います。
――日本パブリッシャーのコンテンツ、ということになると、約1ヵ月後には東京ゲームショウが開催されますが、ここでプレイステーション4のソフトに関する発表はひとつのポイントになりそうですね。
吉田 すごく大事なポイントだと考えています。
[引用元:ファミ通.com]
これまた的確ですね。
コンテンツの多さならば、海外向けタイトルならそこそこに充実し始めているという答えを出す事も出来なくはありません。しかし、日本市場は海外に比べると独自の市場を形成しています。それが良いか悪いかは別問題ですが、海外向けタイトルが日本で普及する可能性はさほど高くもありません。昨年のGTA5は確かに大きな話題を呼び込みましたが、GTA5に続くような海外ゲームタイトルがないというのは残念なところでもあります。「The Last of Us」などはかなり健闘もしましたが。
先も書いた通り日本は独自の市場を形成しており、日本ではいわゆる「日本らしいキャラクターデザイン」や「日本語であること」「日本でわかるインターフェイス」などが求められます。もちろん、それが悪いという事ではありません。新規タイトルがすくないとか何だとか、色々家庭用ゲーム機に対する逆風は強いながらも、各メーカーはそれ相応に市場を形成できているのです。まぁ、スマートデバイスが市場にかなり入り組んできているので、色々と「従来のゲーム好き」な方々が思うような市場ではないかもしれませんが。
PS4の場合、海外の勢いを受けて日本でも一気に普及するか? という予測さえありましたが、残念ながらその通りにはいきませんでした。「PS4に必要なのはコンテンツ」というのはまさにその通りの言葉で、以前から当ブログでは「始まってすらいない」と書き続けて来ましたが、大手ないし中小であれど日本向けコンテンツが充実しない限りは始まりさえしないわけです。TGSでの各メーカーによるPS4ラインナップの発表は、その試金石にもなりましょうか。
PS4ないし、最新ハード向けタイトルがTGSでどの程度出てくるかが最大のポイントであり、各メーカーがどれくらい注力しているかも見て取れる重要なイベントとなります。今年のTGSでは、「すでに発表されている大作以外で」湧かせてくれるようなモノが出てくるか否か。期待と不安を入り交ぜながら各社の動向を見守りたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:PS4の日本展開は、とりあえずTGSがポイントになるぞーってなお話です。
:グローバル展開するタイトルはすでに発表されているものばかりだし、更に違ったオリジナルがあるかどうかって話にもなるな。
:そゆことだね。ハードそのものを牽引する大作はもうE3とかそういうところで発表されているから、「日本のゲーム大好きっ子達に向けたゲーム」が多数求められているのが現状なのでしょうな。……何はともあれ、TGSで今後の日本市場がどうなるのかがうっすら見えてくるかもしれないので、要チェックしておこうぜ! ということで。
:要チェックも良いけど、何はともあれクッソ面白いゲームが多数出てきてくれるのを願いたいもんだわ。
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