連載:気まぐれゲーム雑記 第588回:Activision Blizzard「プレオーダー商法が徐々にその効果を失いつつある」

気まぐれゲーム雑記
第588回:Activision Blizzard「プレオーダー商法が徐々にその効果を失いつつある」

時代がジワジワと変化するのです

これからはデジタルが主流になる?

AZです。「ハイスコアガール」が無事完結してくれることを願って止みません。

それはそれとて、Call of Dutyシリーズでお馴染みのActivision Blizzardですが、Activision PublishingのトップであるEric Hirshberg氏がプレオーダー商法が徐々に効果を失いつつあると発言しているそうです。

Eric Hirshberg氏は、プレオーダーに絡む取り組みによって作品の期待値をある程度刷新させることは重要な要素だとしつつ、プレオーダーの効力がビデオゲーム産業全体を通じて低下しているとの見解を提示。これが多くの要因から生じている現象だと語り、PS3/Xbox 360世代のタイトルに対する需要の低下や、作品のローンチ初日から幅広く利用可能なコンテンツ等を含め次世代コンソール上で増加するデジタル販売の規模といった現状を挙げました。

この結果、現在はプレオーダーの数よりも作品に対する意識や購入意図といった基準が重要さを増しているとEric Hirshberg氏は説明しており、新IPにおける記録の更新を視野に捉えた“Destiny”の好調な予約状況は、こういった新たな基準や取り組みが幸運にも最高値に達したことに拠る結果だと説明しています。

[引用元:doope!さん]

どういったタイミングで買おうとするのかという心理を読む必要はありそうですね。

要するに予約特典商法的なモノを指している話ですが、日本で今話題の予約特典商法と言えば「サイコブレイク」に他なりません。本来Z指定のタイトルをセールスの都合でDにしながらZに戻すDLCは予約特典だけという商法は、色々な思惑が働きすぎているとも感じてしまいます。表現の自由という問題が付きまとうので、ビジネス面だけでは何とも言いがたい話ですが。

また、それに絡む事として物理メディアからDL版といったデジタルの流れを食い止めるのは難しいという事も垣間見えます。物理的な予約特典を用意するということは、DL版を買うという選択肢がなくなるという事です。それに見合うだけの特典が望まれてしまう事を考えれば、予約させるという行為よりも「どのタイミングで買ってもらおうか」というのを基準にやりくりする方が望ましくもあります。

もちろん、すべてがすべてDL版の方向を向く必要はありません。物理メディアで欲しいという人もいますし、その方が安心できると考える人も多いでしょう。また、中古等々の値段的な問題を考慮すれば、物理メディアとDL版がそう簡単に逆転するという事もありません。もっとも、それは遠い未来の話ではないという予感もさせているのが現状ですが。

日本の場合すでに悲鳴を上げているゲーム専門店さんが多々見受けられますが、そういった方面でも話題は尽きません。ゲームをどのように売るかも問題ですし、メーカーがどうやって流行を捉えたモノを作り出すのかにも焦点が当たります。日本のゲームシーンもいろいろと大変な時期を迎えているような印象はありますが、より良いゲームを排出してくれることをひたすらに願いたいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Activisionの人が、予約商法は効果がなくなってきたと申しておりまして、まぁ特典やら何やらで引っ張り続けるのは限界があるよねってなお話です。

しゃきーんさん:あとは、DL版への移行も大きいのかネェ?

しょぼーんさん:すでにSteam等々で遊んでいる人にゃ、物理メディアがやったらめったら面倒に思う人も多いんじゃないかな。わたくしも、物理メディアがないと起動出来ないってすんげぇ面倒に思う時があるし。まぁ、認証の件をいっちゃったら「信長の野望・創造」は最悪だったけど。……なんにせよ、時代はデジタルへと徐々にシフトしてるから、一度も遊んだ事が無い人はDL専用ゲームを一個くらいはやってみるといいかもしれんね。

しゃきーんさん:物理メディアの方が安心できるって気持ちもわからんではないけどな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第588回:Activision Blizzard「プレオーダー商法が徐々にその効果を失いつつある」に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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